永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

カングー、初トラブル?

昨日、どうしてもカレーが食べたくなり、近所のココイチへ車を走らせた。

12時半頃に到着し、店内に入るとほぼ満席。辛うじてカウンター席が空いていたので、すぐに案内された。

ココイチでは、いつもロースカツカレー一択。10分ほどで目の前に運ばれて、サクサクの衣にシャバシャバのカレーを染み込ませて味わった。

いやー、食いたいと思ったものを食うことほど心が満たされるものはないねぇ。そう思いながら会計を済ませて店を出た。

駐車場に止めたカングーのドアロックを解除して、乗り込んだ。そして、キーを差し込んでエンジンを……。あれ?キーが回らない!?ハンドルもロックされていてビクともしない。

ハンドルがロックされたときは、ハンドルを動かすのと同時にキーを回すということは知っていたが、ハンドルはまったく動かない。いったい、どうすればイイのだ!?

ディーラーに電話をすると、「本日は定休日になっております」とのアナウンス。

そういえば、スマホにルノーのアプリを入れていた!そこからサービスセンター的なところへ連絡してみよう。

ちなみに昨日の天気は快晴。っていうか、猛暑。駐車場に日陰もない。太陽は容赦なく照りつける。ものの数分で全身が汗だくに。

いつも車に積んでいる「お風呂セット」からタオルを取り出して、汗を拭いながらサービスセンターに電話をした。

「ハンドルを動かしながらキーを回してみてください」と、オペレーターのお姉ちゃんは親切に教えてくれるが、それができないんだってば。

「申し訳ありません。原因がハンドルロック以外の部分にあるとしたらロードサービスをご手配していただくしか……」とお姉ちゃん。

JAFは会員になっていて、スマホにもアプリを入れている。アプリを操作すると、現在地の情報やこちらの連絡先をオペレーターに送ることができるのだ。

「一宮インター付近から向かいますので30分くらいかかります」とのこと。この30分がめちゃくちゃ長く感じた。

直射日光から逃れるために、スライドドアを全開にして車に乗り込むも暑くてたまらない。外へ出てもやっぱり暑い。身体が水分を欲しているのがわかるが、近くに自販機もない。だんだんと頭がクラクラしてきた。

もうダメだ……と思ったとき、JAFの車が来てくれた。その姿は神々しく見えた。事情を話すと、JAFの人はシートにカバーをかけて車に乗り込んだ。

「こうやってハンドルを動かしながらキーを回せばエンジンがかかるはずなんですけどねぇ」とハンドルを回した。すると、エンジンがかかった……。作業時間、数十秒。

どうやらハンドルを力いっぱい動かしたのがいけなかったようで、力を入れずに軽く回すのが対処法らしい。うわー、オレ、めっちゃカッコ悪いじゃん。

「大変お騒がせしました」と詫びると、「いやいや、またいつでも呼んでください」と、JAFの人は爽やかな笑顔。あなたは神様か。これからも頼りにさせていただきますとも。