永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

京都へ。

私は数字、とくに日にちを覚えるのが苦手だ。

車のナンバーや電話番号ならまだしも、女房や子供の誕生日はしょっちゅう間違えては呆れられているし、父と母の命日はいまだに覚えてもいない。

でも、今日10月5日は忘れない。というか、絶対に忘れてはならない日。

19年前の今日、生まれてくるはずだった子供が亡くなった日なのだ。どれだけ仕事が忙しくても毎年10月5日かその近辺に休みをとって京都まで供養に出かけている。

亡くなったのが子供でも大人でも、最高の供養は思い出してあげることだと思っている。とはいえ、生まれる前に亡くなったので、もしも生きていたらと仮定していろんな想像を巡らせることしかできない。

性別もわからないが、私は勝手に娘だと思っている。生きていれば、19歳。反抗期も終わり、私の話し相手になってくれていたのかもしれない。美味しいものを一緒に食べに行ったりもしただろうなぁ。

亡くなったらオシマイではなく、何らかの縁があって私達夫婦の間に宿ったのだから、亡くなった後も見守ってくれていると信じている。

10月5日はその感謝を捧げる日でもあるのだ。1年に1回くらいはこんな日があってもよいだろう。

今日は写真も沢山撮ったので、それも載せておく。