永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

美味し街、伊勢。

昨日、11月15日(火)に発売された『おとなの週末』2022年12月号で、「縁起良し、伊勢うどん」という特集ページの取材と撮影を担当させていただいた。

『おとなの週末』に連載している吉田羊さんの記事が単行本化されるということで、12月号の表紙は吉田羊さん。人物が表紙を飾るのは、創刊以来初めてのことである。吉田羊さんのファンならずともレアな一冊ですので、是非書店やネットでお買い求めください。

「伊勢うどんの特集をしたい」と、編集担当からオファーをいただいたとき、正直、困惑した。なぜなら、伊勢うどんが苦手だったのだ。あの、やわやわの麺がどうしてもダメで、おそらく最後に食べてから10年以上は経っていた。

それでも仕事なら仕方がないと思い、いろんな店で食べまくった。すると、どうしてこんな旨いものが嫌いだったのかと思うほど、ズブズブにハマってしまった(笑)。今、こうして思い出しただけで食べたくなる。

とくに、あの甘辛いタレと玉子や牛肉の相性はすこぶる良く、10年以上も食べてこなかったことを心の底から悔やんだ。

今回の特集を進めるにあたって、伊勢うどんが苦手だった私が美味しい店なんぞ知るわけがない。そこで伊勢市在住の強力な助っ人を呼ぶことにした。誰なのかは是非本誌で確認していただきたい。

その助っ人のおかげで本当によい店を紹介することができたと思うし、何よりも伊勢うどんが好きになったのも彼のおかげである。

伊勢には、伊勢うどん以外にも美味しいものがたくさんある。これは伊勢を代表するB旧グルメ、『キッチンクック』のカツドライカレー、通称“ドラカツ”。取材最終日に助っ人と一緒に食べた。

また伊勢に行きたい。初詣は混雑するから、2月か3月に行こうかな。そして、伊勢うどんと、今回の出張で行くことができなかった『モリ』で鉄板ナポリタンを食らうのだ。

あ、本誌で紹介しきれなかった伊勢うどんもあり、そちらは『おとなの週末web』で取り上げる。2日ほど前に編集部へ原稿と写真を送ったので、まもなく公開されるだろう。そちらもお楽しみに!