永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

永谷正樹、という会社。11

会社設立の挨拶状を作った。当たり前だが、挨拶状には会社名や私の名前、住所等の連絡先を載せている。その部分は罫線で囲んであり、線に沿ってハサミなどで切ると名刺になる。

つまり、会社設立の挨拶をさせていただくと同時に名刺も渡すことができるのだ。

実は28年前に編集プロダクションを辞めてフリーになったときも同様の挨拶状を送った。その後、編集部を訪ねると、きちんと挨拶状を切り抜いて名刺を保管してくださっていて、とても嬉しかったことを今でもしっかりと覚えている。

名刺と挨拶状を作り、だんだんと会社になりつつあることを実感している。とはいえ、会社をつくったものの、順風満帆にいくという保証はどこにもない。

そもそも個人事業である『取材屋』の売り上げが絶好調で税金対策として法人化したわけではない。いや、逆にそれだったらイイんだけど。

会社を作ろうと思ったのは、従来のメディアの取材や撮影のほか、広告や宣伝、販売促進のコンサルティングやセミナー、ワークショップの企画、地域活性化の支援等、新たな事業に取り組むきっかけになると思ったからだ。

これから取り組む新規事業の中には私1人ではとてもできないことも出てくるだろう。が、私には28年間、フリーランスとして活動してきた中で関係を築き上げた人たちがいる。彼らと協力しあってやっていけばよいのだ。

実績もコネも何もないまま、見切り発車的にフリーとなった28年前よりも、今の方が全然余裕。あー、早く新しい名刺を持って、仕事で日本全国を駆け巡りたい!