永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

社会的役割。

今日、このブログに書くことは、自分自身への戒めでもあります。

個人や法人に関係なく、すべての仕事には社会的な役割があります。

にもかかわらず、それを忘れて、利益を追求のみに注力したとき、その仕事は終焉を迎えます。

私は、紙やwebの媒体に写真や文章を提供する仕事をしています。

ただ単に求められていること、例えば「何字詰めで何行の記事を書いてほしい」という依頼に対して、ネットで情報を集めて、それらをコピペしても記事を作ることはできます。

写真もネットで出回っているものと同じ画角、同じアングルで撮影すれば、考えることなくラクに済みます。

しかし、私はそれをやりません。「楽しくないから」です。それでお金をもらっても「嬉しくないから」です。

編集担当やクライアント様に喜んでいただいたり、感謝されると、お金には代え難い「よろこび」を感じます。人はそのようにできているのです。

何かを伝えたいと思っている人々の代弁者となって伝えること。また、何かを知りたいと思っている人々の代わりに調べたことを伝えること。それによって伝えたい人も知りたい人も喜んでいただくことが私の仕事の社会的な役割ではないかと思っています。

利益は二の次、と言いたいのではありません。人を喜ばせる、いや、人の心を動かすには相当な労力が要ります。その対価が利益や売上になります。

ただ、売上は目標ではなく、結果です。目標に掲げるべきは、どれだけの人を喜ばせることができるのかだと思うのです。

売上を伸ばそうとか、節税しようとか、そんなクソつまらない理由で法人にしたのではありません。個人事業のときに手がけていた仕事よりも、もっと大きな仕事をして、もっと多くの人々に喜んでいただくためです。

撮ル、書ク、喋ル。デ、世界ヲ明ルク。

私は自ら掲げた経営理念をそこまでも追求してまいります。