永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

お祝い。

昨夜、福田ちづるさんが発起人となって私の誕生日と会社設立のお祝いをしてくださった。場所は、私が大好きな蕎麦屋、『春風荘』。

shunpusou.com

店主の鈴木健之さんとの付き合いも長く、グルメ取材を始めたばかりの2002年頃から。ということは、約20年になる。

『春風荘』は現在、コース料理はやっておらず、席の予約もできない。ちづるさんは知らずに店に連絡をしてしまった。その際、電話に出た店員さんに

「このたびナガヤさんが会社を設立することになり、そのお祝いを『春風荘』さんでやらせてもらいたいと思って」と話をしたらしい。

会社設立の前日となる4月24日、なんと、鈴木さんから自宅にお祝いが届いた。添えられたメッセージカードには、「攻めまくりの永谷社長、おめでとうございます」と、あった。

きっと、私が会社を設立することを店員さんから聞いたのだろう。蕎麦打ちや料理の腕前は語るに及ばず、本当に気配りのできる方なのだ。むちゃくちゃ恐縮してしまった。

そして、昨夜。『春風荘』のドアを開けた私の顔を見るなり、

「おーっ!永谷社長!おめでとうございます!」と、鈴木さんは大歓迎で迎えてくださった。

さて、昨夜集まったのは、福田ちづるさんのほか、相棒の丸山と、新瑞橋で『名古屋クッキングスクール』を主宰する料理研究家の杉浦友祐さん、ちづるさん繋がりで友人になった平山裕子ちゃんの4人。気心知れたちづるさんファミリーである。

で、以下が『春風荘』でいただいた料理。

これは、お酒を注文すると出てくる「付き出し」。いや、豪華すぎだろ(笑)。これだけで十分お酒が飲める。

「かまぼこ」。添えられているのは、ワサビではなく、わさび漬けというのがすばらしい。日本酒と合いまくってやがります(笑)。

「穴子の天ぷら」(2人前)。ホクホクの食感が最高。塩で食べると、より旨みが引き出される。むちゃくちゃ旨い!

こちらは「海老の天ぷら」。プリップリで噛むとほのかな甘みがじんわりと広がる。もう、無限に食べられるのではないかと思うほど旨い!ほかにも「椎茸の天ぷら」を注文したが、写真を撮り忘れた。

〆に注文したのは、シンプルな「せいろそば」。↑上の写真は薬味。左から、本わさび、大根おろし、七味。

圧巻だったのは、やはり「せいろそば」。蕎麦の香りが口の中いっぱいに広がる。隣りに座っているちづるさんの方へ目をやると、恍惚の表情(笑)。皆、あまりの美味しさに言葉を失った。

その旨さたるや、薬味を使うのももったいなく思うほど。実際、薬味を使ったのはおかわりをした2枚目。大根おろしもしっかりと辛く、七味は香り高い。蕎麦の美味しさを引き立てる名アシストである。

いやー、本当に美味しかった!鈴木さん、ありがとうございました!そして、お祝いをしてくださったちづるさんファミリーの皆様、ありがとうございました!次回は初夏か夏、ビールが美味しくなる季節にまた集まりましょう!