永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

チャーラーの旅。38

昨日、今日と、とてもハードな2日間だった。

滋賀県へ1泊して、翌日、つまり今日は名古屋を通り越して静岡へ行ってきた。あ、荷物を下ろすためだけに自宅へ戻ったが、それがいけなかった。

自宅に着くなり、疲れがどっと出てしまい、ソファで30分だけ仮眠をとることに。目を閉じた瞬間に落ちた(笑)。

眠たい目をこすりながら冷蔵庫に入っているドリンク剤を飲んで、静岡へ向けて車を走らせた。

静岡での取材は、私が出したプランであることから、とても楽しく、話を聞くことができた。撮影を合わせて2時間半もかかったが、その分内容の濃い記事になりそうだ。

貧乏性ゆえに、遠方へ出張すると、そこで別のネタを探したくなる。見つからないときは、チャーラーの旅を楽しむ。と、書くと、プライベートな感じに聞こえるだろうが、これも仕事なのである。

なぜなら、食べてみて美味しかったら記事にできるから。ってことで、今日は静岡での取材の前に気になっていた店へ立ち寄った。

食べログでの評価は、3.19なのでフツーといえば、フツー。しかし、実際に足を運んでみると、13時過ぎだというのに店内は満員。やはり食べログは、目安にはなるものの、アテにならないことを思い知らされた。

注文したのは、醤油ラーメンとチャーハンの小。チャーラーの王道であるシンプルな組み合わせである。

静岡はなぜかシンプルな醤油ラーメンを出す店がやたらと多い。ラーメンマニアからすれば、「遅れている」ことになるかもしれない。でも、私はそうは思わない。いろんなラーメンを食べて、最後に行き着くのが、中華そばと呼びたくなる醤油ラーメンだと思うのだ。

今回訪れた店の醤油ラーメンは相当レベルが高かった。ベースとなるスープの旨みと醤油の味や香り、コクが見事に調和していて、何とも幸せな気分になる。

チャーハンも店では人気のようで、ご主人はずっと中華鍋を振り続けていた。チャーハンにもうっすらと醤油で味付けされていて、口の中に入れると香ばしい香りがふわっと広がる。小ではなく並にしておけばよかったと後悔。

今回のチャーラーの旅は大当たり。静岡県にシンプルな醤油ラーメンを出す店が多いという話も絡めて記事を書いてみようと思う。