永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

巣立ち。

以前から転職を考えている長男。昨夜、長男に何気なく、いつ会社を辞めるのか聞いてみたところ、「10月」と言った。えっ!?もう、すぐではないか。

長男には学生時代から付き合っている彼女がいて、大学院を卒業後は東京で就職した。遠距離恋愛が続いていたわけだが、最近彼女が会社を辞めて、実家から近い浜松の会社に転職したらしい。

彼女と結婚することも考えているようで、長男も転職先を浜松近郊で探しているようだ。転職が決まったら、一緒に暮らして、結婚という流れになるのだろう。

と、なると、年内にはもうこの家から長男はいなくなるのだ。むちゃくちゃ寂しい。

今、住んでいる家は、15円ほど前に私の両親と暮らすために中古で購入した二世帯住宅。両親が亡くなった後は、両親が使っていた1階を私の仕事場として使っている。

リビングは2階で、3階は私たち夫婦の寝室と長男と次男の部屋。この先、夫婦2人で暮らしていくには広すぎる。都心のマンションにでも引っ越した方が便利だろうが、家のローンがまだ残っているため不可能。このまま暮らしていかなきゃならないんだろうな。

いや、それよりも、生まれてから25年間ずっと一緒に暮らしてきた長男と離れ離れになるのが何よりも辛いし、寂しい。でも、私がそうだったように、いつかは親元を離れる時が来る。私の両親も同じような思いをしていたのだろう。