永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

契約書。1

もう、今となっては時効だと思っているし、公開したところで私とはいっさい関係ないし、今後もかかわることがないと思うので書くことにする。

ご存知ない方も多いと思うが、私は地元メディアの仕事をほとんどしていない。強いて言うならば、名古屋商工会議所の会報誌『NAGOYA』くらい。これは名古屋商工会議所の公式ホームページから見ることができるが、基本的に読者となるのは名古屋商工会議所会員である。

ここでいう地元メディアというのは、地元の雑誌やwebメディアである。地元メディアの仕事をしない理由としては、全国誌やメジャーなwebメディアと違って、プランを出す必要がないことが挙げられる。

地元雑誌の特集記事は1年を通じてだいたい決まっていて、ライターはリサーチをする程度。自分の専門ジャンルで好きなことを好きなように取材して、撮影して、書くという私のスタイルに合わないのだ。

だから、フリーになって29年間、積極的に営業活動もしてこなかった。ただ、地元メディアからオファーをいただくことがあったら、引き受けようとは思っていた。そんなスタンスゆえに、地元メディアを制作している人からすれば、きっと私は生意気に映るだろう。まぁ、どうでもいいんだけど。

それと、もう一つ。地元メディアで仕事をするということは、例えば、名古屋めしは諸手を挙げて大賛成せねばならないと勝手に思っている。つまり、全肯定はできても、否定は少しもできない、と。

私自身、否定的な記事を書くことはあまりないが、まったくないとは言いきれない。もちろん、それをきっかけに炎上したとしても反論できるだけの材料を周到に用意する。その上で記事を書く。

相手が法に訴えたとしても、店主やスタッフに対する個人攻撃ではない限り、主観の問題となるため、負けることはない。もしも負けることがあったら、世にあるグルメブログやレビューサイトはすべて違法ということになる。

前置きが長くなった。このように、私にとってこれまで縁のなかった地元メディアから昨年の初夏頃に仕事のオファーが来たのだ。いや、地元のwebメディアの制作会社からと言った方が正しいかもしれない。

制作会社の方は、私のブログやweb上で公開されている記事を見て連絡をくださった。それは本当にありがたいと思った。

おっと、今回のタイトルである「契約書」の話に入っていないが、長くなりそうなので、続きは明日にでも。