永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

脱税?

今日は午後からオフ。自宅でのんびりとしようと思ったので、ランチも近場の某ラーメン店へ。

ラーメンはごく普通の豚骨ラーメンだが、替え玉2玉無料というのがここのウリ。まぁ、気軽にお腹いっぱい食べたいときに行っている。4〜5ヶ月に1回くらいかな。

ここへ行くと、いつも気になるのが会計時。レジが置いてあるにもかかわらず、使うのはおつり用のレジの中の現金を取り出すときだけ。

スタッフは伝票を見ながらトントントンと電卓をはじいてディスプレイに表示された金額を口頭で伝え、客はお金を払う。これが会計時のやりとりである。

なぜレジを使わないのか。いろんな可能性が考えられる。以下に列記してみようと思う。

1.レジが壊れている

この店には何年も前から行っているが、ずっとレジは使われていない。レジは売り上げを管理するための道具でもある。壊れていたら困るのは店である。私なら一刻も早く修理をするか買い替えるかするが、しないのは他に理由があるのか。

2.スタッフがレジを使いこなせない

いやいや、さすがにそれはないだろう。私は学生時代にスーパーやコンビニでバイトをしていたときにレジ打ちをやったことがあるが、そんなに難しいものではない。

3.経費削減

替え玉が有料の店が大半を占める中、2玉無料という太っ腹なサービスを行っているがゆえに、少しでも経費を削減して売り上げを増やしたいという思いからレジの電気代も節約しているということか。しかし、前にも書いた通り、売り上げを管理するためのレジを使わないことの方が仕事量が増えて、かえって大変だと思うのだが。

4.売り上げのごまかし

レジを打たないということは、売り上げを操作できることを意味する。替え玉2玉無料なので、1人の客がタダで3玉食べたことにすれば、売り上げを低くすることができるのである。私が何が言いたいのかわかるだろうか。売り上げが少ないということは、それだけ税金が安くなるのだ。つまり、脱税だ。

あるラーメン店の店主からこんな話を聞いたことがある。

「自分の店を持つと、誰もが店の外観や内装などの工事のために背負った借金を早く返したいと思うんですよ。だから売り上げをごまかして、返済に充てる。でも、最近は券売機を導入しているからごまかし辛くなった」と。

読者の皆様は、なぜこの店はレジを使わないと思いますか?