永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

オキテ破り。

今日は朝イチで『山本屋大久手店』で撮影。今回は名物の味噌煮込みうどんではなく、店で働く人々のポートレート。

写真は香港に出店している『山本屋大久手店』で店のHPや看板、広告などに使いたいそうで、「職人っぽく撮影してください」とのリクエストだった。

で、私が考えたのは、黒背景に左横からストロボ1灯で陰影を強調するライティング。

っていうか、読者様はカメラマンであるはずの私がなぜモデルになっているのかが気になるだろう(笑)。

写真をすべて撮り終えて、機材を撤収しようとしたとき、なぜか
「じゃ、最後はナガヤさんを撮りましょう」ってことになり、私がジャケットを着ようとしたら、
「違う!こっち」と着せられたのが麺打ち職人のコスチューム。で、手には麺切り包丁と麺棒。そんなの、思わずポーズをとってしまうではないか(笑)。

『山本屋大久手店』の皆様は大爆笑。
「こんな楽しい撮影はナガヤさんにしかできない」と、褒められているのかよくわからないコメントも頂戴した。

カメラマンがカメラを手放してレンズの向こう側にいるというオキテ破り。まぁ、クライアント様に喜んでいただけたのでヨシとしよう。

あ、もちろん、『山本屋大久手店』の皆様のポートレートはバッチリでしたよ。