永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

あみ焼き幕の内弁当。

今日から再び浜名湖出張。今日は取材で5人の料理人にインタビューをした。

朝9時スタートだったので、14時半頃には終わってしまった。このままホテルへ直行しても、とくにやることがない。さて、どうしようかと考えた。

思えば、これから静岡に来る機会は少なくなるわけで、なぜか浜名湖や浜松ではなく、静岡の『静岡弁当』の「豚あみ焼き弁当」が無性に食べたくなった。

いやいや、浜名湖から静岡まで100kmくらいあるし、高速代もかかる。頭の中から消し去ろうとしたとき、「下道だったらどれくらいかかるんだろう?」と思い、調べてみることに。

所要時間は約2時間半。しかし、途中からバイパスになるので、もっと早く行けるはずだ。ただし、混んでいなければ。ってことで、下道で行くことに。まぁ、ドライブだと思えば楽しかろう。

予想は見事に的中し、バイパスに入ると信号で停まることはほとんどなく、2時間くらいで到着した。

『静岡弁当』には駐車場がないため、近くのコインパーキングに車を止めた。歩き出すと、イルミネーションが見えた。

写真を何枚か撮ってから店へ行くと、いつも売り切れで食べることができなかった「あみ焼き幕の内弁当」があった。迷わず購入して、ホテルへ向かった。

行きは気合が入っているので運転は苦にならなかったが、帰りはキツかった。道の駅で休憩しながら運転していたら、やたらと時間がかかった。

ホテルに到着したのは19時半。まずは「あみ焼き幕の内弁当」の写真を撮った。

これがパッケージ。イラストがイイ感じ。以前、名古屋駅で売られている駅弁を手がけている『松浦商店』の松浦さんを取材したときのこと。松浦さんは地方の駅へ行くと必ず幕の内弁当を買って食べるという。

「幕の内弁当はその土地の味つけが楽しめると思うんです」と、松浦さん。たしかに煮物に使う醤油などの調味料は地元のものだろうし、焼き魚に使う魚も地方によって違う。幕の内弁当は皆同じではないのだ。

これがパッケージを開けたところ。やはり、目を引くのはご飯の上にどどーんとのる豚のあみ焼きだろう。その他のおかずは鰆西京焼と玉子焼き、つくね、エビフライ、メンチカツ、三色団子、かまぼこ、小女子甘露煮、大根酢漬、梅干、わさび漬けと盛り沢山。

おかずも旨かったが、やはり豚のあみ焼きが群を抜いている。やはり、「豚あみ焼き弁当」にしておけばよかったと少し後悔。まぁ、でも、これはこれで少しリッチな気分になれるかな。

明日は撮影。最後の撮影。頑張ろう。