永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

長男とお気に入りの喫茶店へ。

昨日から長男が自分の部屋の片付けをするために静岡から帰ってきている。前にも書いたと思うが、長男が自宅にいるとパッと明るい雰囲気になる。いや、親バカとかそういうのではなくて。マジで。

次男と3歳離れているとはいえ、普通は兄弟であれば、兄は弟に意地悪をしたりいじめたりするだろうが、長男はなかった。次男がふざけていても、横でニコニコしているやさしいお兄ちゃんだった。

私と女房が気をつけていたのは、「お兄ちゃんだから」という親であれば言いがちなコトバ。私達はいっさい言わなかった。また、次男が生まれたとき、私や女房、両親の目が次男ばかりにいかないように長男も同様に可愛がることも心がけた。

きっと長男は寂しい思いをすることがなかったから、次男に対してやさしく接していたのだろう。そんな長男のやさしさに私と女房がどれだけ癒やされたのかわからない。

さて、今日は長男とお気に入りの喫茶店でランチを摂った。何となく、この店は私だけの聖域にしたかったから、家族には内緒にしておこうと思っていた。しかし、これから長男は離れて暮らすし、今一緒に行くのはしかないと思ったのだ。

私はいつものハンバーグ&白身魚フライ、長男はチキンかつ丼を注文。

「お父は原稿書きで行き詰まると、ここへ来るんだ。ランチを食べて、コーヒーを飲んでまったりすると、また原稿を書こう!って気持ちがリセットされる」と話すと、長男は頷いていた。

私自身、大人になってからの父との思い出は少ない。なんてことはない喫茶店でのランチも長男の良き思い出になると信じている。