永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

救世主。

実は、今月は法人化してから……いや、ここ数年間でいちばんゆったりしていた。それでも収入があれば何の問題もないのだが、そういうわけにはいかない。

フリーランスの頃はそれでも気楽に過ごすことができた。しかし、法人化したことで社会保険料をはじめ、毎月支払わねばならないものが沢山あるのだ。

法人化してからも、わりと途切れることがなく仕事があったから、そこに胡座をかいていたのかもしれない。

本来であれば、企画を考えて送ったり、新しい仕事を得るために営業へ行ったりすればよいのだが、実際に仕事がなくなると、どうすればよいのかわからなくなってしまっていた。

そんな中、久しぶりに『つけめん舎 一輝』の杉浦正崇さんからメニュー撮影のオファーをいただいた。しかも、『つけめん舎 一輝』のみならず、唐揚げの『いっき商店』や中華そばともつ煮の『いっき食堂』と、杉浦さんが手がけるすべての店の。

このタイミングにこのオファー。まさに杉浦さんは救世主である。

ただ、マイナスだったのがやっとゼロになっただけなので、抜本的な改革は必要であるのは間違いない。

来月は法人化して1年を迎える。その前に苦しい思いをしたことは必ずプラスに繋がると信じている。巻き返すのはここからだ。

 

※写真は以前撮影した『いっき食堂』の中華そば。