永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

書くための原動力。

f:id:nagoya-meshi:20211013225907j:plain

昨日、ブログに書いた、異臭がしたストロボの続報。

販売元にその旨をメールで連絡を取ると、

「交換は可能ですが、調達費用と処理費用などがかかります。30000円です」という返信があった。

保証期間なのに費用がかかるのはおかしいと思い、販売元が定めた保証規定の画像データを添付して、再度確認してほしい旨を伝えた。

どうしても費用がかかるということであれば、3台まとめて購入するよりも安く済むので払おうと思っていた。が、お詫びの言葉とともに、新品と交換するとの連絡をいただいた。

故障したストロボを返品する送料はこちらの負担となるが、そんなのは全然問題ない。この手厚い保証に感激している。これからGodoxの製品はこの販売元から買おうと決めた。

さて、今日は昼過ぎまで仕事場で原稿書き。夕方から名古屋市内で取材。グルメ取材ではなく、人物のインタビュー。この仕事は、私がフリーとなってまだ間もない頃から続けている。

取材するのは、有名人や芸能人ではなく、市井の人。その人がこれまでどのような生き方をしてきたのかをじっくりと聞いて、文章にまとめるのである。とてもやりがいを感じている。

人によっては、辛かったときのことを思い出して涙を流すこともある。話を聞いている私もつられて泣く。

あまりに感情移入をすると冷静な判断ができなくなるので、取材者としては失格かもしれない。でも、取材というのはアナログな作業であり、ただ単に事実だけを記事に羅列するのであれば、取材相手と会う必要もない。メールでやり取りすればよい。

しかし、それでは読む人の心に何も響かない。取材者が心を動かされると、それが書くための原動力となり、読ませる記事が生まれる。

 

※写真は、異臭がしたストロボ。明日、販売元へ送り、新しいものと交換してもらう。交換品は返送後、2、3日後に届くとのこと。よかったぁ♪

異臭。

f:id:nagoya-meshi:20211012231140j:plain

今日は、午前中に取材、午後から撮影の二本立て。

撮影したのは、冬限定のラーメン。いつものように、テーブルの周りに照明機材(ストロボ)をセッティング。露出を測って、シャッターを切る。

最終カットは、ラーメンではなく、セット用のミニ丼。見覚えがあると思ったら、前回も撮影していた。何でも、盛り付けが今ひとつだったらしく、再び撮影してほしいとのことだった。

念のため、盛り付け方を2パターンとアングルも変えて撮影した。ラーメンの撮影は、真俯瞰と斜俯瞰の2パターンだけだったので、丼ものの方が撮影の時間がかかった。

最後の1枚を撮影したら、ストロボに内蔵されているファンが回転する音が聞こえた。内部にこもった熱を排出するためのもので、これまでにも何度かあった。

ところが、今回のケースは違った。プラスチックが溶けたような異臭がしたのだ。発光部分を見ると、発光菅の周りが黒く焦げていた。これはヤバい。

私が使っているストロボは、中国のメーカーGodoxのAD100Pro × 3灯。今年1月に購入した。たしか、保証期間は購入後1年以内だったはずである。

具体的な症状と注文番号を書き、修理か交換をしてほしい旨を販売元へメールをすると、すぐに返信があった。しかし、

「交換は可能ですが、調達費用と処理費用などがかかります。30000円です」との回答。いやいや、保証規定には調達費用や処理費用なんてことは一切書かれていない。

保証規定の画像データをメールに添付して、もう一度確認してもらうことにした。たぶん、明日には返信があると思う。

調達費用や処理費用という意味不明のお金を30000円も払う「保証」って、いったい何なんだ💢

旅支度。

f:id:nagoya-meshi:20211011183809j:plain

来月の沖縄出張に向けて、準備を進めている。ちなみに沖縄での仕事は、料理の撮影ではなく、人物。悩ましいのは、機材である。

いつもは、写真のローラーバッグにカメラとレンズ、ストロボだけを入れて、スタンドやアンブレラは別のケースに入れる。が、着替えやパソコンも持参するので、できるだけ一つにまとめたい。

と、なると、ライトスタンドとアンブレラがネックとなる。いつも料理の撮影で使っているスタンドは畳んだ状態で49センチ。一方、ローラーバッグのサイズは43センチ。これではとても入らない。そこで、ローラバッグに収納できるライトスタンドをAmazonで探した。

www.amazon.co.jp

見つけたのは、支柱と脚を畳むとわずか32センチになるスタンド。全高は120センチしかないが、取材相手が座っていれば問題ない。

で、早速取り寄せた。ところが、支柱が細すぎて、ストロボをのせてアンブレラをつけると、その重みでゆらゆらと揺れている。今にも倒れそうでバランスがめちゃくちゃ悪いのだ。

引き続き、Amazonで探すものの、40センチ前後で作りがしっかりとしたものがなかなか見つからない。そんな中、検索ワードを「ライトスタンド」としていたので、ZOOMや動画配信用のリングライトも検索結果に出ていた。

関係ないと思って、スルーしていたが、よく見ると、撮影用のライトスタンド付きのリングライトがあった。スペックを見ると、畳んだ状態で40センチ、全高150センチ。これなら問題ない。しかも、価格は1999円!

www.amazon.co.jp

あまりの安さに2セット買っちゃった(笑)。目当てはスタンドなんだけど。まぁ、ZOOM取材や打ち合わせもあるし、リングライトを持っていても損はない。

届いたスタンドをバッグに入れると、測ったかのようにスッポリと入った。支柱と脚を伸ばして、ストロボとアンブレラをのせても前回のスタンドよりは安定している。うん、イイ買い物をした。

写真のローラーバッグ(Lowepro フォトストリームSP200)に入っているのは、以下の通り。

・SONY α9IIボディ

・SONY α7RIVボディ(バッテリーグリップ付き)

・Planar T* FE 50mm F1.4 ZA

・FE 85mm F1.8

・TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD

・Godox V1s × 2

・ライトスタンド × 2

・アンブレラ × 2

よくこんなにも入ったと思うが、もう1本レンズを入れたいし、露出計や予備のSDカード、ストロボを光らせる無線送信機も入っていない。が、沖縄へ持っていくのは、バッテリーグリップ付きのα7RIVではなく、α7IIIなので、軽量化できるし、バッグ内の仕切りを調節すれば何とかなるだろう。旅支度は楽しい。

目標。

今日の午前中は、ZOOM取材。2時間ほどみっちりと話を聞いたので、早速、午後から原稿を書こうと思っていた。

ところが、昼食を摂った後、睡魔に襲われてソファで横になったら、秒で熟睡。3時間も眠ってしまった。

目覚めたら、倦怠感がハンパない。結局、午後は何もやれず。

夜になって元気になったので、仕事場に散乱している書類やカメラ機材を片付けた。

ところで、明日10月11日(月)げ祝日ではなく、平日であることを昨日女房から聞かされて知った。祝日だと思って、取材や撮影のアポを入れていなかったのが悔やまれる。

明日は、今日できなかった原稿書きに取りかかろうと思う。

今日に限らず、最近、1日ごとに自分自身に課した目標がなかなかクリアできない。目標は、余裕を持って設定しているので、編集部やクライアント様に迷惑がかかることはない。

クリアできないのは、私自身の問題なのだ。これから、私はどのように仕事と向き合っていくのか。究極的には、私は何をめざすのか。

再び、自問自答して答えを導き出す必要がある。

コロナ禍の接客。

f:id:nagoya-meshi:20211009212751j:plain

入稿も無事に終わり、久しぶりにのんびりとオフを過ごした。とはいえ、頭の中は仕事のことばかり。

撮影のライティングを頭の中でシミュレーションしながら、必要な機材をAmazonやヤフオクで探していたら、あっという間にお昼に。

何となく、あんかけスパが食べたくなり、小牧市の『ルマン』へ向かった。

ところが、13時過ぎだというのに、店の前には4、5人が席が空くのを待っているではないか。諦めて車を走らせるも、頭の中はあんかけスパでいっぱい。

13時半過ぎに再び行くと、店の前には1組の客だけ。5分ほど待っていると、

「2人掛けのテーブルでもよろしいでしょうか?」と、店員さん。私1人なので、2人席でもまったく問題ないので快諾した。

メニューを注文後、スマホで漫画を読みながら待っていると、

「こちらのテーブルが空きましたので、どうぞ」と、店員さんは4人掛けのテーブル席へ案内してくれた。

この店が流行っているのは、味だけではないことを実感した。店員さんの心配りだけではなく、厨房で忙しそうに調理しているご主人も、客が帰るたびに

「ありがとうございましたーっ!」と、元気いっぱいに声を掛けている。それがとても心地よいのだ。

一方、ファミレスなどでは、メニューをタブレット端末で注文する。ホールのスタッフは料理を運ぶのと食べ終わった食器を片付けるだけ。チェーン展開している店は、このスタイルがこれから主流になっていくだろう。

たしかにコロナ禍においては、後者が有効。でも、何となく味気ない。きめ細やかな心配りや元気の良さ、店の居心地の良さも料理を美味しくさせるものだと思うのだ。

明日はZOOM取材、明後日以降は、取材や撮影がテンコ盛り。頑張るぜ!

お金<心の自由

f:id:nagoya-meshi:20211008233915j:plain

私という人間を客観的に分析すると、妙に頑固な一面がある。

それは、私自身もよくわかっている。ホントだよ。

頑固さが原因で失うものもある。

それは、仕事だったり、お金だったり、時間だったり、人だったり。

「もう少し、巧く立ち回ればよいのに」と、もう一人の自分が耳元で囁く。

すぐさま「あれでよかったのだ」と、自分自身を納得させる。

正直、もう、二度とやりたくない仕事もあるし、顔も見たくない人もいる。

それは不幸なことなのだろうか。

そりゃ誰に対してもイイ人でありたいし、好感を持ってもらいたい。

その観点からすれば、私は不幸なのかもしれない。

しかし、誰に対してもイイ人であるのは不可能だ。

手の平を返されたり、義理を欠かれたりしたら、そりゃ怒る。

神様じゃないんだから。

勤め人であれば、堪えながら生きていかねばならないのだろうか。

私には絶対に無理だ。

ワガママと言われようが、やりたくない仕事はしないし、

顔も見たくない人とは会わない。

売り上げ減と引き換えになるが、全然OK。

お金よりも心の自由を求めてフリーランスになったのだから。

ニッポン“チャーラー”の旅

f:id:nagoya-meshi:20211007212811j:plain

まずは、告知から。

web版『おとなの週末』の連載ページ「ニッポン“チャーラー”の旅」が公開されました。今回は、『うま屋』のチャーラーを紹介させていただきました。

↓記事はこちらからご覧いただけます。

otonano-shumatsu.com

これが連載4回目。前から薄々感じていたというか、わかっていたというか、タイトルが「ニッポン“チャーラー”の旅」なのに、これまで紹介したのは、地元愛知県内の店ばかり。

今月は、三重県四日市市にも行ったし、京都にも行った。ところが、チャーラーは食べなかった。イカン。これではイカン。

今日は、かなり難関な原稿を仕上げたことだし、明日はチャーラーを求めて旅に出てみようかな。

あっ、そういえば、今月は奈良への出張も予定している。奈良といえば、『天理スタミナラーメン』や『彩華ラーメン』が有名。チャーハンはどんな感じなんだろう。

出張といえば、来月は沖縄へ行くことになった。前回行ったのが2017年1月なので、5年近く経っている。沖縄そばの店はチャーハンを出すのだろうか。すんげぇ気になる。

チャーラーは、全国各地にあり、しかも、中華屋のみならず、ラーメン店や食堂でも出されている。

そこに住む人々の、いや、おっさんたちの(笑)生活の中に溶け込んでいる。だから、面白い。これからは、もっと“旅”を意識して記事を書こうと思う。