永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

コロナ禍の接客。

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入稿も無事に終わり、久しぶりにのんびりとオフを過ごした。とはいえ、頭の中は仕事のことばかり。

撮影のライティングを頭の中でシミュレーションしながら、必要な機材をAmazonやヤフオクで探していたら、あっという間にお昼に。

何となく、あんかけスパが食べたくなり、小牧市の『ルマン』へ向かった。

ところが、13時過ぎだというのに、店の前には4、5人が席が空くのを待っているではないか。諦めて車を走らせるも、頭の中はあんかけスパでいっぱい。

13時半過ぎに再び行くと、店の前には1組の客だけ。5分ほど待っていると、

「2人掛けのテーブルでもよろしいでしょうか?」と、店員さん。私1人なので、2人席でもまったく問題ないので快諾した。

メニューを注文後、スマホで漫画を読みながら待っていると、

「こちらのテーブルが空きましたので、どうぞ」と、店員さんは4人掛けのテーブル席へ案内してくれた。

この店が流行っているのは、味だけではないことを実感した。店員さんの心配りだけではなく、厨房で忙しそうに調理しているご主人も、客が帰るたびに

「ありがとうございましたーっ!」と、元気いっぱいに声を掛けている。それがとても心地よいのだ。

一方、ファミレスなどでは、メニューをタブレット端末で注文する。ホールのスタッフは料理を運ぶのと食べ終わった食器を片付けるだけ。チェーン展開している店は、このスタイルがこれから主流になっていくだろう。

たしかにコロナ禍においては、後者が有効。でも、何となく味気ない。きめ細やかな心配りや元気の良さ、店の居心地の良さも料理を美味しくさせるものだと思うのだ。

明日はZOOM取材、明後日以降は、取材や撮影がテンコ盛り。頑張るぜ!