永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

スガキヤカレー。

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少し前になるが、名古屋のソウルフード『スガキヤ』がサイドメニューにカレーが追加されたと知って、食べに行ってきた。県外の方で『スガキヤ』をご存じない方は、下記のリンクをご参照ください。

www.sugakico.co.jp

「カレー・サラダセット」は、ラーメンの代金に+290円。写真のように、デフォルトの「ラーメン」(320円)と組み合わせた場合、610円。安い。さすがは『スガキヤ』である。

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さすがにラーメンは安定の旨さ。ただ、以前と比べて丼が小さくなった。その分、量も少なくなったような気がする。しかし、今どき320円で食べられるのだから、文句は言えまい。

『スガキヤ』は中学生の頃に友達とよく行った。当時、コショウはテーブルに置かれていて、友達が注文したラーメンを取りに行っている隙にコショウのフタを緩めておく。

友達がラーメンにコショウをかけると……フタがとれてコショウがラーメンにドバーッと。そんなイタズラをした。「何だぁぁぁ!」と言いながらも友達はコショウまみれになったラーメンを食っていた。当時『スガキヤ』に置いてあったコショウは今ほどスパイシーではなかったような。

それにしても、今思えば、ムチャクチャだ。ネットにアップされたらフルボッコにされそうだな。前に『スガキヤ』へ取材に行ったとき、お詫びしておいたけど。

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さて、本題のカレーである。『スガキヤ』のホームページには、

「ラーメンと一緒に食べることを前提に作られたスガキヤオリジナルのちょっとスパイシーなカレーです」と、ある。

たしかに、ややスパイシーではあるものの、大人にとっては少しモノ足りない。それでもラーメンと一緒に食べると、どうしてもカレーが勝ってしまう。おそらく、子供もオーダーすることを考えて、子供が食べられるギリギリの辛さにしているのだと思う。結果、中途半端な仕上がりになってしまったのではないか。

そもそも、こだわるのは辛さなのか。こだわらなければならないのは『スガキヤ』らしさではないか。例えば、“和風とんこつ”という唯一無二のスープをベースにしたカレーはできなかったのだろうか。わかりやすく言えば、そば屋のカレー。その方がスガキヤラーメンに合うと思うのだが。

それどころか、カレーをヒットさせれば『スガキヤ』の知名度を生かせば、カレーの専門店をオープンさせることも可能だろう。トッピングは、チャーシューやメンマ、ネギ、温泉玉子とラーメンに使うものをそのまま使うのだ。『スガキヤ』さん、このアイデアいかがですか(笑)?