永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

テレビよ、さらば。

今朝は、スクランブルエッグが上手にできた。これはよい兆候だと思い、昨日の遅れを取り戻すべく朝からPCに向かって原稿を書きまくった。

結果、2/3くらいは終わった。夜中までやればすべて終わるだろうが、ここで生活リズムを崩してしまうと元に戻すのが大変になるため、明日に回すことにした。〆切は24日なので明日中に終われば全然問題ない。

そういえば、明日は勤労感謝の日。世間的には休日だった。私は仕事だが、その代わりに明後日24日をオフにしようと思っている。

話題を変えよう。実は1週間ほど前に地元TV番組のディレクターから出演のオファーをいただいた。このブログを見て、HPの問い合わせフォームからの連絡だった。携帯電話の番号が書かれていたので、私の方から電話をした。すると、

「まだ企画段階で確定ではないのですが」と前置きした上で企画内容の相談を受けた。

ディレクターが考えていた企画案は2つあり、1つは、名古屋でも珍しいフードライターを生業とする私の日常を紹介するドキュメンタリー。もう1つは、フードライターである私がオススメする店の紹介。出演をOKすると、

「企画内容が決まり次第連絡します」と言って電話を切った。

その日の夜にメールがあり、企画は後者に決まったとの連絡だった。そして、企画内容に沿った私オススメの店を何軒か紹介してほしいとのことだった。

この日は、専門ジャンル外の原稿に悪戦苦闘していたが、時間を見つけてリストを作成してディレクターに送った。

で、今日。ディレクターからのメールに私は自分の目を疑った。

「先ほど企画会議が終わりまして… 本件は一旦今回のOAタイミングは見送り」とのこと。企画内容が決まった時点で私の出演も決まったと思っていたが、違っていたのだ。それがわかっていれば、リスト作成は引き受けなかった。

なぜなら、リサーチも私の仕事だから。仕事で請けた以上、対価を支払っていただくことになるから。

そもそも私はこのブログでも、webメディアでも数多くの店を紹介している。取材する店は、そこから選んでもらえばよいのだ。私に丸投げするのは、テレビマンとして怠慢ではないのか。私はADでもなければリサーチャーでもないのだ。メールには、

「季節問わずいつでもできる話題なので今後、また改めてご相談をさせていただく可能性がございます」とあったが、次はない。その番組に限らず、今後一切、地元のテレビには出ないと決めた。