永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

最低の接客。

人と人に相性があるように、人と店にも相性がある。まぁ、店も人があってのものだけどね。

今日の昼、久しぶりに『圓家』の特製チャーハンが食べたくなり、春日井まで車を走らせた。ところが、休みだった。定休日は毎週水曜だが、月に1回、木曜も休みになるようだ。

すでに胃袋は完全に特製チャーハンの受け入れ態勢が整っている。どうしても諦めきれず、『圓家』から車で10分ほどの場所にある『あぶらや』へ向かった。

ここはもともと『圓家』の春日井市民病院前店として営業していたが、何年か前に現在の店名になった。とはいえ、メニューは『圓家』とほぼ同じ。特製チャーハンも置いていた。

しかし、一抹の不安を感じていた。過去にこんなことがあったのだ。

nagoya-meshi.hateblo.jp

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最後に訪れてから1年以上経っているし、もう大丈夫だろうと思うことにした。特製チャーハンが食べたいという気持ちが勝ってしまったのだ。

案内されたカウンター席にはタブレットが置かれていて、そこから注文するシステムに変わっていた。もちろん、注文したのは「特製チャーハン玉子のせ」。お腹がペコペコだったので、大盛りにしようか迷ったが、ここの大盛りはハンパないことを思い出して並盛にした。

7、8分経ったところで目の前に運ばれた。以前はベースのチャーハンの味が薄すぎて物足らなかったが、今回はそんなことはなく、とても美味しく食べることができた。妥協して他のものを食べなくてよかったと思った。

隣の客は「特製チャーハン」の大盛りをかっ食らっていた。やはり、その量は凄まじく、並盛にしてよかったと旨を撫で下ろした。

一粒一粒に脂とタレがコーティングされたご飯、玉子のふんわりとした食感、玉ネギのシャキシャキ感、タレがじっくりと染み込んだ豚肉。それらを堪能しながらゆっくりと味わった。

うん、大満足。私の中で間違いなく、この店の印象は大きく変わった。しかし、それも束の間。次の瞬間、再び印象は最悪なものになった。

食べ終わった私は、レジへ向かった。ここは現金以外にバーコード決済で支払うことができた。最近私は楽天ペイを使っていて、スマホでバーコードの画面を表示して

「これ、使えますよね?」とレジ担当のパート女性に尋ねた。すると、

「伝票は?ないと計算できない!」と店内に響き渡るほど大きな声で言った。私、めっちゃ怒られてるじゃん。あまりの剣幕に私が座った席に目をやると、そこには伝票はなかった。そりゃそうだ。伝票はレジに持っていってパート女性に渡したのだから。

「えっ?持ってきてるけど?さっき渡しましたよね?」と、私。何のことはない。私から受け取った直後に自分でゴミ箱に捨てていたのだ。パート女性は慌ててゴミ箱を漁って伝票を取り出した。

「これですか?」と私に確認すると、詫びのひと言もなく黙々と会計の処理をした。何じゃそりゃ。なんでメシを食って不快な気分にならなきゃならないのだ。再び、この店の印象は地に落ちた。もう2度と行かないと心に決めた。

はじめに相性について書いたが、これは相性云々の問題ではないな。最低の接客だ。