永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

人間関係の断捨離。

俳優の窪田正孝さんがインタビューで
「人間関係も断捨離中です」と発言したことが波紋を呼んでいる。

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「多くの人にお世話になってきただろうに」、「あまりにも寂しすぎる」、「いろんな人と交わってこそ役者としての幅が広がる」、「何様だろう」など、バッシングを受けているのだ。

「何様だろう」以外は正論だと思う。しかし、彼はすべての人間関係を断ち切って一人になるとは言っていない。

物質的なものって、自分の欲求を満たすだけのステイタスで、いいクルマに乗ってるとか、いい時計をつけてるっていうのもわかるけど、僕はそれよりも心の豊かさのほうに価値があると思っているから。お金とか物資的な概念に縛られることなく、どこに行っても生きられる感覚でありたいです。そういう考えでいると、自然と人間関係も同じ感覚の人が集まってくるし、違う人は離れていくので、人間関係も断捨離されました(笑)。

「類を持って集まる」というコトバがある。つまり、似た者同士が集まるという意味であるが、これは一種の法則であり、真理である。

「自分と同じ価値観を持つ人が集まり、そうでない人は離れていく」と、彼は言っているだけなのだ。

ここ何年間、私も人間関係で悩んでいた。しかし、私にとって必要でない人は自ずから離れていくこともわかった。

必要でない人なのだから、未練がましくこちらから追いかける必要はまったくない。そんな無駄な時間を過ごすよりも、今の私に必要な人や私を必要としている人との時間を大切にした方がよいと思っている。

それは仕事もそうだが、プライベートでも。そもそも、人としての「根っこ」の部分を解り合えない相手とどう付き合えというのか。要らないよ、そんなもん。