永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

カスハラ。

今日から石川県金沢市へ出張。

詳細は後日詳しく書くが、仕事もプライベートもとても充実した1日だった。ご機嫌でホテルへ行くと駐車場は満車。土曜日だからなのか、周辺のコインパーキングもすべて満車だった。

徒歩圏内にある駐車場を案内してもらおうと思い、ホテルへ電話すると、
「徒歩5、6分のところにあります」とのこと。重たい機材を運ばねばならないと覚悟を決めた直後に、ホテルの真横にあるコインパーキングから車が出てきて、そこに止めることができた。

今日はツイてる!さらにご機嫌になり、ホテルへ行くと、何やらフロントで客とスタッフがモメていた。というよりも、客が一方的にクレームを付けていた。

その客はたぶん私よりも年上。どうやら、駐車場から車を出して外出している間に他の客に車を止められたらしい。そりゃ腹が立つのはわかるが、スタッフに当たり散らすのはいかがなものかと思う。

「タイヤを外して、移動できなくしてもいいか?」とか「日本人ならこんなことは絶対にしない。たぶん、外国人、中国人だ」と、その客はまくし立てている。スタッフは車のナンバーからどの客が止めたのか把握しているが、その情報を伝えられるわけにもいかず、ただただ頭を下げるばかり。

「あんたこそ、日本人としてどうなのよ!?」と言いたかったが、面倒くさいので我慢した。これが世に言うカスタマーハラスメント、通称“カスハラ”なのだろう。最近、ホテルにおけるカスハラが多いとテレビで採り上げられていたが、それを目の当たりにしたのだ。

自分が車を止めた場所に後から来た客が勝手に止められたら、腹が立つのもわかる。たぶん私も怒り狂っていると思う。しかし、それはホテルの責任になるのだろうか。また、この場合の「落としどころ」はどこにあるのか。

ご機嫌だった1日が一転、とても嫌な気分になった。明日は終日オフ。気持ちを切り替えて、楽しい旅にしようと思う。