永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

チャーラーの旅。メモ

今日は名古屋市内で某月刊誌の取材・撮影。その前に気になっていた店でチャーラーの旅を楽しんだ。今回は、原稿を書く前のメモ書きとしたい。

その店は町中華というよりは、ファミリーレストランが乱立していた70年代から80年代にかけて誕生した中華ファミリーレストランというジャンルになるだろう。

注文は卓上にあるタブレット端末で行うのだが、もちろん「チャーハンセット」(1030円)をオーダー。

その際、麺やご飯の量のみならず、ラーメンの具材の有無やトッピングなどかなり細かくカスタマイズできる。これはタブレット端末ならでは。

チャーハンを大盛りにしようか迷った。チャーラーのチャーハンはハーフサイズにしている店が多いため、フルサイズで食べたいと思ったからだ。

しかし、タブレット端末には「半チャーハン」という表記がなかったため、大盛りにするのをやめた。この判断は正しかったのか?

それと、「チャーハンセット」のラーメンは、醤油や塩、味噌などの他、「オリジナル」も選ぶことができた。「オリジナル」って何だろう?興味が湧いたので、それに決定。量やトッピングはすべてデフォルトとした。

料理は某ファミレスのような猫型ではなかったが、配膳ロボットが運んできた。料理を卓上に移して配膳ロボットに備え付けられたタブレと端末の「完了」ボタンを押す。

これが「オリジナル」のラーメン。一見、醤油ラーメンのように思えるが、スープを飲んでみると、スッと身体の中に入っていくやさしい味わい。あっさりとしていて旨い。醤油ラーメンがどんなものなのかがわからないので比較のしようがないけど。

具材はセットにしては大きなチャーシューとメンマ、たっぷりのネギ。これらも旨い。

これがチャーハン。量はしっかりとフルサイズ。大盛りにしなくてよかった。このチャーハンがかなりレベルが高かった。パラパラとしっとりの中間あたりを見事に攻めている。口の中で複雑な味わいがフワッと広がって、コショウのスパイシーな刺激が来る。いやー、旨い。これなら大盛りでもイケそうだ。

会計を済ませると、1000円以上の飲食で使うことができるクーポン券をもらった。しかも、50円割引券と大盛り無料券、ギョーザ1人前無料券の3枚綴り。

「オリジナル」のラーメンと醤油ラーメンの違いが気になるので、また行こうと思っていただけに、クーポン券の配布は嬉しい。

町中華と同様に中華ファミリーレストランも街から姿を消しつつある。個性的な味ではなく、「こういうのでイイんだよ」的な味を求めるのであれば、中華ファミリーレストランは貴重な存在なんだけどなぁ。