永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

文章が書けるカメラマン。

明日から豊橋へ出張。取材が7時スタートと早いため、編集担当と相談して前入りさせてもらうことにした。ホテルでは寝るだけにしたいので、昼間にこうしてブログを書いている。

今日、X(旧twitter)で、あるライターさんのポストが目に留まった。それは、編集者がライターに写真撮影や現場でのディレクションを任せることに対しての疑問だった。

私もまったく同感で、現場においては、ライターはライター、カメラマンはカメラマンの仕事に専念すべきである。編集が現場に行くことができないのであれば、ライターを通してカメラマンに指示を出すのではなく、直接カメラマンと話をすればよいだけのことだ。

紙媒体では、少なくとも私が仕事をさせていただいている雑誌ではライターとカメラマンは分業化されている。私は写真も文章も両方やることもあれば、カメラマンとして仕事を請けることもある。

一方、webメディアではカメラマンを雇う予算がなく、ライターが撮影も行うケースがほとんどだと思う。編集がライターに撮影の指示を出しているのであれば、原稿料とは別に撮影料も払うべきだろう。

とはいえ、私もwebメディアでは撮影料をもらっていない。だからといって、撮影に手を抜くこともできない。その代わり、取材先が写真を持っていれば積極的に提供してもらうようにしている。ただ、メインに使う写真は、記事のPV数にも繋がるので、できるだけキレイに撮るようにしているが。

そもそも、私は撮影ができるライターではなく、文章が書けるカメラマンなのである。それは似ているようでまったく違う。webメディアで撮影料が出ないのはカメラマンとしては忸怩たるものがあるが、キレイな写真を提供することができるから仕事のオファーが来ると思っている。

いずれにしても、写真と文章の両方をやっていてよかったと心の底から思っている。明日はwebメディアの取材・撮影を午前と午後でそれぞれ1本ずつ。思いきり頑張ろう。