永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

北京で打ち上げ。

北京で打ち上げ、と書くと中国ロケのように思われるかもしれない。いや、そうじゃなくて安城市の『北京本店』のこと(笑)。

今日、浜名湖の会員制リゾートホテルの撮影があり、アシスタントの丸山と仕事が終わった後にどこでメシを食うかという話になり、久しく北京飯を食べていないことに気が付いたのだ。

「北京飯、どうよ?」との私の提案に丸山も同意して、行くことになったのである。

店に着いたのは、20時半過ぎ。明日が祝日だからなのか、この時間帯でも店内は満員。待合スペースで席が空くのを待つ客もいた。私たちも北京飯の受け入れ態勢は完璧に整っていたため、待つことに。

小上がりに案内されて、厨房で忙しそうに中華鍋を振る店主の杉浦さんに目で挨拶。

私が注文したのは、北京飯と昔ながらの醤油ラーメン。チャーラーならぬ「ペキラー」だ(笑)。ここは北京飯は言うまでもなく、醤油ラーメンや餃子、唐揚げなど町中華の定番メニューもかなりレベルが高い。だからこそ多くの人々に愛されているのだろう。

にもかかわらず、杉浦さんは決して偉ぶらず、「地元の皆様のおかげです」と、どこまでも謙虚。だからこそ地域貢献に尽力されているのだ。

私も長いこと同じ場所に住んで商売をさせてもらっているが、地元への報恩感謝の気持ちはというと皆無かもしれない。それどころかむしろ、名古屋市や一宮市の方が愛着があるかもしれない。

地域貢献に尽力されている杉浦さんの原動力は地元への感謝の気持ちであるのは間違いないし、本来はそうでなければならない。マーケティングの手法ではない、ストレートな思いが多くの人々を動かし、地域を動かすのである。

杉浦さん、本日はありがとうございました。浜名湖での撮影でクタクタでしたが、美味しい料理と杉浦さんのエネルギーにパワーをいただきました!また寄らせてもらいますね。