永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

久しぶりの「北京飯」。

今日は三河方面で取材。とてもすばらしい話を聞くことができた。私自身のこれからの取材活動をも左右するような内容でワクワクしている。

私がグルメ取材をはじめたのは2002年頃。以来、美味しいものを伝えることに主眼を置いてやってきた。

しかし、20年もやっていると、それだけでは飽き足りなくなってくる。食を取り巻くさまざまな問題、例えば、食糧問題や貧困問題などについても深く考えるようになった。

すると、不思議なことに、そのテーマを取材するのに必要なときに必要な人が現れるのである。今回の取材はそこから生まれた企画なのだ。

と、書いても、読者様にはさっぱりわからないだろう(笑)。記事が公開されたら、ここで報告させていただく。とにかく、とてもやり甲斐のあるテーマに取り組んでいると思っていただけば幸甚である。

せっかく三河へ行ったので、三河安城駅前にある「北京飯」が有名な『北京本店』で夕食を摂ることにした。訪れた時間帯がよかったのか、駐車場も空いていたし、待ち時間もほぼなかった。

店へ入ってすぐに店主の杉浦さん(トップ画像)が私の存在に気づき、店員さんが気を利かせて厨房に立つ杉浦さんの目の前のカウンター席に案内してくれた。

注文したのは、北京飯に昔ながらの中華そば(ハーフ)と餃子が付く「安城セット」。久しぶりに北京飯を食べたが、やっぱり美味しい。中華そばも餃子もいかにも町中華の素朴な味わい。

思えば、杉浦さんとも長い付き合いになる。杉浦さんがすばらしいのは、地元である安城市の活性化を念頭において仕事をしている点だ。

名物である北京飯は、地元の人々に愛されて「安城のソウルフード」と呼ばれるまでメジャーになった。その恩返しという意味もあるだろう。この杉浦さんの姿勢を私も見習わねばならない。

杉浦さん、本日はありがとうございました(^^)/