永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

心地良い疲れ。

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昨日は、豊田市美術館内にあるレストラン『味遊是(ル・ミュゼ)』にて、メニュー撮影。ここは、ミシュランで一つ星レストランに認定された新栄のフレンチ『壺中天』のシェフ、上井克輔さんがプロデュースした店だ。

www.kochuten.jp

『壺中天』は、以前に『STORY』の取材でお世話になった。その後、上井さんとはFacebookで繋がった。とはいえ、お互いにFacebookでコメントをやりとりしたりすることはほとんどなかった。

少し前に、ネットメディアの取材に協力してほしいとFacebookで繋がっている飲食店オーナーに呼びかけたところ、上井さんから「同じ年齢という事もあり、非常に似た部分が多いと感じました。 50を前に私も色々と思う事がございます。 ご縁があれば是非取材等よろしくお願いいたします」と、メッセージをいただいたのである。

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しかも、私のFacebookだけではなく、このブログも見てくださっていたようで、メッセージには「ブログを読ませて頂いて、私も同じ様な心境で。 何か私にとってもプラスになる様な、精神的に、気がしまして。本当。それだけなんです。」とまで書いてあった。

『STORY』の取材でたった一度しかお目にかかっておらず、どこの馬の骨ともわからない者に、こんなあたたかい言葉をかけてくださったのである。ありがたすぎて涙が出た。

そして、5月に再び上井さんからメッセージをいただいた。「豊田市美術館に新しい店を出すので、メニュー撮影をお願いしたい」と。めちゃくちゃ嬉しかった。何をさておいてもこのオファーは受けねばならないと思い、二つ返事で引き受けた。

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撮影した写真も満足していただいたようで、2回目のオファーもいただいた。昨日撮影させていただいたのが、それだ。

照明をセットして、テーブルの上に料理を置いてシャッターを切る。モニターで写真をシェフとともにが確認して、盛り付けを微調整しながら再びシャッターを切る。まさにシェフと私の共同作業。これがめちゃくちゃ楽しい。作っては撮り、作っては撮り、3時間ぶっ通しの撮影だったが、充実感に満たされたのか、疲れ方が何とも心地良い。

近々、この『味遊是』を取材する予定。上井さんのこだわりをとことん聞いてみたい。そして、50歳を迎えた今、どんなことを考えてらっしゃるかも知りたいし、語り合ってみたい。

※記事にアップした写真は、すべてiPhoneで撮影。