永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

福田ちづるの「毒」。

今夜は福田ちづるさんとメシ。いつもお互いの近況や最近考えていることを話すだけであっという間に時間が経ってしまう。今日はかなり深い話になり、自宅に帰ってきた今でもいろんな考えが頭の中を駆け巡っている。

ひょっとしたら結論が出ないかもしれない。しかし、今は結論を急ぐよりもそんな話がちづるさんとできたことを喜びたいという気持ちの方が強い。いや、本当に友達というものはいいものだ。

「異性との友人関係は成立しない」という人もいる。その考えは理解できるし、私自身もそう思っていた時期がある。でも、今は違う。ちづるさんは異性だけど友達。しかも、最高に気の合う友達。一生つき合っていくことのできる友達。

タレント・福田ちづるの魅力は、時折垣間見える「毒」の存在。テレビやラジオで何かを「伝える」ことがMCやレポーターの使命であるが、彼女の場合はその立ち位置がテレビの前の視聴者と同列になる瞬間がある。

とは言っても、「視聴者目線」ではない。そのコトバの裏側にはタレントや番組スタッフが視聴者に合わせるという驕りを感じる。上記の「テレビの前の視聴者」とは、私のようにテレビに向かって「アホか!」とか「ふざけんな!」とか、つい言ってしまう人のことだ。

彼女はタレントであるはずなのに、カメラが回っていても、そんな面倒くさい視聴者そのものになる瞬間があるのだ。それを私は「毒」と呼んでいる。今日確認したところ、それを意識しないでやっているらしい(笑)。

この「毒」を存分に発揮できるのは、テレビよりもラジオだと思う。それもシャレオツなFMではなく、ベッタベタなAM(笑)。あっ、ラジオ通販でもいいな(笑)。そんな日が来ないかなぁ。ちづるさんがラジオにも進出したら、私も作家として出してもらおう(笑)。