永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

企画書。

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久しぶりに企画書を書いた。昨日のブログに書いた通り、現在多忙を極めているので企画書を書く余裕はなかったのだが、どうしてもカタチにしたいことがあってPCのキーボードを叩いた。

いつもは企画書と呼べるようなシロモノではなく、「ネタ出し」。メールにタイトルと内容を200文字程度でまとめているのだが、今回はきちんと企画書として提出した。

この企画が通れば、ライターとして仕事の幅が広がるのは間違いない。文章を書くのも苦にならなくなったことだし、何とかこれでライターとしてステップアップしたい。そして、閉塞感が蔓延している世界ヲ明ルクしたい。

企画書に決まった書式はない。とにかく目を通してくださる方に伝われば良い。と、思っている。それは編プロ時代に養われた。何しろ、1日5本とかノルマまであったので必死だった。

当時は死に物狂いでネタを探して、書いて書いて書きまくった。火事場の馬鹿力というべきだろう。追い詰められると、通るか通らないかは別にしてどんどん企画を思いついた(笑)。

企画書を書けば書くほど自分の命まで削っているような気がして、心のゆとりがまったくなかった。企画が通ったら通ったでさらに忙しくなるのだから。しかも、それで給料が上がることはない。会社のためにできる努力と自分のためにできる努力は違うと思って編プロを辞めた。

しかし、企画から仕事が生まれるということを教えてくれたことについては、編プロの社長には感謝している。ライターにとって企画は「攻め」である。よほどの大御所でもない限り、仕事のオファーを指をくわえてただ待っている「守り」の体勢では絶対に仕事なんて来ないと思った方が良い。常に攻めているからこそ、オノレの存在を知らしめることができるのだ。