永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

占い。

雑誌の仕事をメインにしていた頃、数多くの占い師さんを取材した。とくに年末に占い師さんを訪ねて、「◯◯(占い師さん)が占う2024年はこんな年」的な企画。

パフォーマンスが面白いからという理由だけで取材した人もいるが、その中には本当にスゴイと思った人もいた。

ライターの役得で取材ついでに占っていただくこともあり、そのときに私の女房や子どものことをピタリと言い当てた占い師さんがいたのだ。それが20年近く前の話。

「ナガヤさんは経済誌で活躍されると思います」と言われたが、当時はすでに『おとなの週末』をはじめ、グルメ誌を主戦場として仕事をしていたため、経済誌と言われてもまったくピンとこなかった。

しかし、今、『東洋経済』本誌から撮影の仕事を依頼されているし、『東洋経済オンライン』でも記事と写真を提供している。金融系コンサルの会報誌の撮影も編集を担当する東洋経済のカスタム事業部からオファーをいただいている。

20年近く経って、占い師さんの言う通りになっているのだ。しかも、そのとき今後の世界情勢についても話を聞いていて、
「中国や北朝鮮よりもロシアに不穏な動きが見えるのが気になっています」とおっしゃった。占い師さんにはウクライナ戦争も見えていたのだろうかと思うと、スゴイを通り越して怖くなるほど。

先日、友人から、よく当たると評判の占い師さんに見てもらったという話を聞いた。私はすぐさま取材した占い師さんの名前と顔を思い出し、
「それ、もしかして◯◯さん?」と尋ねると、その通りだった。やはりスゴイ人だったのだ。

その占い師さんのよいところは、マイナス面をあまり言わないこと。悪いことが起こりそうな場合も言葉を選んで伝えてくれるのである。だから信頼できるのだ。

法人化したことだし、近々私も見てもらおうと思っている。