永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

生産性。

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少し前、某議員が放った「生産性」というコトバが世間をザワつかせたことがあった。人の価値=生産性、とも受け取られる発言だっただけに、まさに炎上した。

生産性について調べてみると、もの作りのための予算がどれだけ効果的に使われたかを測る数字だという。労働者生産性というものもあり、こちらは労働時間に対して、どのくらい成果が得られたのかという意味らしい。

頭のイイ人は、いかにコストと時間を最小限にして生産性を高めるかを考えて、実際に取り組んでいるのだろう。それが成功して大金を得たとき、無上の喜びというか、生き甲斐を感じるんだろうなぁ。よくわからんけど。

彼らからすれば、カメラマンやライターの仕事なんざぁ、道楽でやっているとしか思えないだろうよ。自分で言うのもアレだが、生産性は低い。本来なら1日で書ける原稿でも、今ひとつモチベーションが上がらずに3日もかかることだってあるし。生産性はメチャクチャ低いぞ!ゴルァ(笑)!

そりゃ、今のような非常時は、私のようなフード専門のカメラマンやライターはいなくても生活が不便になるわけでもないし、誰も困らない。つまり、不要なのである。出る幕がないのである。そんなこたぁ、テメェでもよくわかってる。しかも、この仕事を好きで選んだわけだから、仕方がないと思ってるよ。

でも、人の価値を生産性で測れないのと同じで、仕事のやり甲斐や楽しさも生産性では測れないんだよ。もちろん、1本原稿を書いて、1日写真を撮っていくらか貰えるのも嬉しいんだけどね。

それよりも、撮った写真をその場でiPadのモニターで見せたときの喜んだ顔。それを見たいがために仕事をしてるんだ。また、記事を読んだ人から「温かい気分になった」と言われたとき、本当にこの仕事をやっていてよかったと思う。いや、キレイゴトでもなんでもなくて、大マジメに。

昨日は、朝から夜までみっちりとHP制作。テンプレートからデザインを選んで、写真と文章を入れてカスタマイズしていく。自分のHPなので、制作することでギャラが貰えるわけではない。が、これもすべては喜んだ顔を見たいがため。

HPがまったくの無地から、だんだんと形になっていくのが本当に嬉しくて、楽しくて仕方がない。撮ったり書いたりする仕事がなくても、十分に充実している。こうして心を豊かにしていれば、必ず私を、私の写真と文章を必要とする人が現れると確信している。制作したHPによって、どんな出会いがあるのか、今から楽しみにしている。