名古屋商工会議所の会員情報誌『NAGOYA』の〆切が迫っていたことを思い出した。書きかけの原稿があったが、急遽取りかかった。
『NAGOYA』では、「三ツ星GOURMET なごやめしの逸品」というページを2ヶ月に1回のペースで担当していて、そのタイトルの通り、なごやめしについて書いている。もう、72回も続いている長期連載である。
今回は、「志の田うどん」がテーマ。久しぶりに『森田屋』を訪ねて、いろいろお話を伺った。とはいえ、内容は完全に私の主観。あ、もちろん、事実関係についてはちゃんとチェックしてますよ。
気を遣っているのは、タイトルにある「なごやめし」というコトバ。このブログで「名古屋めし」というコトバを使わないと宣言した以上、本文には使わないようにしている。使わなくともその魅力は十分に伝わることを証明したいのだ。
「○○○は名古屋めし」などというカテゴライズは、ハッキリ言ってどうでもよい。名古屋めしという括りというか、縛りがある以上、名古屋では認知されても全国区にはなれない。名古屋タレントが全国区になれないように。
名古屋に居ると、なぜか名古屋でナンバーワンになりたい、名古屋で天下を取りたいと思ってしまう。東京や大阪という名古屋よりも大きな街があるのに。名古屋とはそういう街なのだ。
愛すべき名古屋の食を私は全国区にしたい。今回書いた志の田うどんもそれだけのポテンシャルは十分ある。私も名古屋のローカルライターで終わりたいと思っていない。全国区になれるポテンシャルはないけど、野望はある。