永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

おばんざい。

今日の取材先は、名古屋市緑区の有松。取材時に撮影した料理をお土産に、久しぶりに『花ごころ 緑苑』へ行った。

この店は、料理の美味しさは言うまでもなく、店を切り盛りしている若女将の喜美さんの接客もすばらしい、私のお気に入りの店だ。

唯一、残念なのは、私の自宅から遠いこと。高速を使ってもソコソコかかるので、どうしても近くへ行ったついでに立ち寄ることになる。

あ、もちろん、ここの料理が食べたくなったときは足を運びますけどね。遠いからそんな頻繁に行けないってことです、はい。

かなり久しぶりの訪問だったが、喜美さんは以前とまったく変わらず明るく出迎えてくださった。

ちょうど夜の営業がはじまる直前だったこともあり、カウンターには日替わりのおばんざいが並んでいた。これも店の名物である。

以前、店へ行ったときに無理を言ってメニューにはないおばんざいの盛り合わせの定食を作ってもらったこともあった。これがね、本当に旨いのよ。

おばんざいを眺めているうちに、どうしても撮りたくなり、車へカメラを取りに行った。そして、一品ずつ撮影した。以下がその写真。

仕事とはいえ、これらのおばんざいを毎日仕込むのはさぞかし大変だろう。しかも、この4月から、ありとあらゆるものが値上がりしている。飲食業にとってはかなりしんどいと思う。

私にとっても決して他人事ではない。飲食店の皆様とは一蓮托生なのだ。これからも写真や文章で飲食店を支え、食文化を守り抜こうと決意を新たにした。

喜美さん、本日はありがとうございました。またご飯を食べに行きますね!