永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

名古屋初。

出雲で食べた担々麺がアレンジ系だったことから、本格的な味が恋しくなった。で、今日、所用で名古屋駅へ行ったついでに『想吃担担面』へ行ってきた。

私の中で担々麺といえば、ここの汁なし担々麺が基準になっている。たしか、第一号店は名古屋駅新幹線地下街「エスカ」内にあるエスカ店だったと思う。

15年以上前になると思う。名古屋初の坦々麺専門店としてオープン後、すぐに取材へ行って、見事にハマった。以来、ちょこちょこ寄らせてもらっている。

名古屋人を虜にしているのは、濃厚なゴマの風味と五香ラー油のバランスの良さだろう。まるできしめんのような平打ち麺が名古屋らしいといわれるが、濃厚な味わいを堪能できるように平打ち麺を使っているのである。それ以上でもそれ以下でもない。

『想吃担担面』のオープン後、数多くの坦々麺専門店が雨後の筍のようにオープンした。しかし、どこもここほど長く続いていない。有名なのは、『虎玄』くらいではないか。

味もさることながら、名古屋初というのも強みだと思う。なぜなら、後から競合店ができても『想吃担担面』が人々の基準になるからだ。

『想吃担担面』と比較するのはアレだが、私も名古屋初のカメラマン兼ライターの二刀流だと思っている。

今どき、写真が撮れるライターは沢山いる。しかし、彼らの本業はあくまでも文章であり、写真はオマケ的。おそらく、撮影だけの仕事のオファーは来ていないだろう。

私は文章だけ、撮影だけのオファーをいただく。つまり、両方ともプロということを意味している。まぁ、私自身は写真も文章もまだまだだと思っているが。

カメラマンもライターもどんどん私のマネをすれば良い。カメラマン兼ライターの二刀流の数が増えれば増えるほど、名古屋初の存在である私の存在が輝く。