永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ビジネス。

明日から1泊2日間、浜名湖にある会員制リゾートホテルに籠もって、ひたすらコース料理の撮影。クライアントから指示された現場の入り時間は8時。

今回もアシスタントとして撮影を手伝ってくれる丸山の自宅まで車で行き、そこから機材を積んだ丸山の車に乗り換えて現場まで行く。

私の自宅から丸山宅まで高速を使って約1時間。丸山宅から現場まで1時間。途中で朝食を摂ったり、昼食の買い出しをするので、30分くらい余裕を持たせるとすると、自宅を出発するのが5時半。と、いうことは、起床は5時。毎日8時に起きている私にとっては前人未到の挑戦である。

しかも、今回は撮影が終わったら、取材もしなくてはならない。撮影しまくりのヘトヘトの状態でしっかりとした取材ができるかどうか不安でたまらない。取材と撮影とでは頭の使い方がまったく違う。その切替ができるかどうかもわからない。

撮影は今週だけではなく、来週も控えている。18日(火)が取材で、翌19日(水)が撮影。なので、来週も泊まり。

普段、出張は気分転換になるし、楽しいものだと思っているが、今週と来週のそれは少し違う。正直、気が重い。撮影する枚数がかなり多いので、どうしてもクオリティが落ちてしまうのが私の中で許せないのだ。

とはいえ、クオリティを重視すると、時間的に間に合わなくなる。決して手を抜いているのではなく、限られた時間、空間の中で最大限の努力をしているつもりだ。それがプロだと思っている。

自分のペースで仕事ができない場合、ビジネスと割り切るのが正解だろう。そうわかっていても、どこか納得できない自分がいる。今日のブログは珍しくネガティブなことばかり書いているが、それが偽らざる私の気持ち。

ベストを尽くすしかない。