月末からほぼ毎日原稿を書いている。お盆休みにどこにも出かけずに原稿を書いていたおかげで、いつもよりはゆったりしている。何しろ、昼に外へ出て食事をする余裕があるのだ。
とはいえ、そんなに遠くまで行く時間はない。さて、何を食べようかと考えながら車を走らせた。ふと、頭をよぎったのが、北名古屋市の『中華そば大泉 九』(旧店名・九之坪 九)。
ここは、息子たちが大好きで、女房がいない日によく食べに行っていた。次男は幼い頃から食べ物の好き嫌いが激しく、台湾ラーメンやまぜそばなどピリ辛で味が濃いものは敬遠する。しかし、ここの中華そばは大のお気に入りなのだ。
かつて東区代官町にあった名店『巨泉』が屋号を替えて復活したのがここ、『中華そば大泉 九』。当時から店のウリは無化調。今も無化調のラーメンを提供している。
「中華そば」は、醤油と塩を用意しているが、私はいつも醤油。スープの香りがよく、細めの縮れ麺ともよく合う。写真はいちばんシンプルな「中華そば・梅」。これと写真はないが、いつもライスを注文する。
具材のチャーシューとメンマがご飯に会うのだ。とくにチャーシューは炙ってあり、とろけるような食感。ハシタないけど、チャーシューをご飯にのせて食らうのが私のお気に入りの食べ方(笑)。
無化調だからなのか、食後にやたらと喉が渇いたり、胃がもたれたりしない。何だか、ホッとする味なのだ。いつか機会があれば取材をして、ご主人にじっくりと話を聞いてみたい。