永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

あさくま。

いやー、自分で言うのもアレだが、今日は頑張った。

自分の中で〆切を明日(6/28)に設定していた長文原稿を書き上げた。それと、新たにオファーをいただいた紙媒体の仕事の準備も終わった。これで明日からアポ取りが始められる。

ひと仕事終わったところで仕事場に女房がやってきた。

「今日の夕飯は私たち2人だけなんだけど……」と、女房。これは夕飯の準備をしたくないサインだと思い、「じゃ、外で食べよう」と外食を提案した。

さて、どこへ食べに行こうか。ここのところ暑いし、今日は名古屋も梅雨明けしたということでスタミナをつけるべく肉が食いたくなった。

で、選んだのは、自宅から車で15分ほどの場所にある『ステーキのあさくま』。

子供の頃、『あさくま』は贅沢なイメージがあった。ステーキハウス自体が少なかったし、今のように店もそんなに多くなかったからだろう。濃厚なコーンスープも子供の私にとってはご馳走そのものだった。

学生になると、『あさくま』は高級店からお腹いっぱい食べることができる店に変わった。ご飯のおかわりが自由だったので、「学生ハンバーグ」でご飯を二皿、金山寺味噌で一皿食べていた(笑)。

今日、注文したのは「あさくまハンバーグ」。ソースはステーキソースにした。醤油ベースなのかな。ご飯との相性は抜群。さすがにおかわりはしなかったけど。

昔はもっとコショウがガンガンにきいていたような気がする。あ、それは「学生ハンバーグ」か。いずれにしても、味は変わったと思う。きっと、コショウをガンガンにきかせていたのは、肉のくさみを消すためだろう。

今、『あさくま』はご飯やサラダ、デザートはビュッフェスタイルになっている。これが昔のような品位を感じない原因だと思う。

今は昭和や平成のレトロブームがきているから、昭和時代の『あさくま』を復活させればいいのに。誰も言わないけど、「あさくまハンバーグ」や「学生ハンバーグ」は名古屋のソウルフードだと私は思っている。