永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

立ち止まる。

以前、『おとなの週末web』で紹介した、三重県四日市市の『パンダ食堂』のチャーラーが食べたくなって車を走らせた。四日市くらいの距離ってドライブにはちょうどイイんだよね。あ、記事は↓こちら。

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到着したのは13時半頃。にもかかわらず、店内はほぼ満席。連休中ということもあるんだろうけど、やはり人気なのだ。

開いていたカウンター席にすべり込み、チャーラーを堪能した。相変わらず旨い。とくに焼めしは、写真からもわかるように玉子をたっぷりと使っているので食感がフワフワ。これがクセになる。

一方、中華そばも見た目通りのシンプルな味。今どきのラーメンのような尖ったものはないけど、ホッとする味に心が和む。焼めしと交互に食べると本当に旨い。

ドライブに出かけたのは、このチャーラーを食べるためだけではない。何か考えごとをするときにも私は車を運転する。こうやって自分で時間を作らないと目の前のことに囚われてしまい、先のことが考えられなくなる。

結果、行き当りばったりの生き方になってしまう。今月は忙しいということもあり、ちょっとここで立ち止まってみようと思ったのだ。

生きている以上、悩みは尽きない。悩みはどこからくるのかと考えると、自分が理想とするものと現実のギャップから生じる。

50歳を過ぎると、自分自身の性格もわかってくるから、そのギャップも「まっ、いいか」と許せてしまう。そんな自分が許せなくなる。って、わかるかなぁ(笑)。

理想に近づくことができないからこそ、それがエネルギーになるのに、許してしまったらそこで成長は止まってしまう。ひょっとすると、これが「老い」というものなのか。いや、それは絶対に認めたくはない。

まだまだやりたいことはいっぱいあるのに、できないことを認めてしまったら、しかも、老いを理由にしてしまったら理想が空想や妄想になってしまうではないか。

どれだけ無様な姿を晒しても、人に何と言われても、足掻いて、足掻いて、足掻きまくるのがオノレの生き方ではなかったのか。そう自問自答を繰り返している。