永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

『うま屋』のチャーハンは自動調理器?

今日は原稿書きの続き。午前中で9割まで完成。お昼は何を食べようかと考えていたら、頭の中に『うま屋』のチャーハンがパッと浮かんだ。そういえば、最近食べていないし、昼食は『うま屋』に決定!

向かったのは、国道22号線の下之郷交差点を入ったところにある春日店。店に到着したのは13時半近くだったのに、店内は満席。待合スペースにも多くの人々が席を空くのを待っていた。

帰ろうかと思ったが、もう私のお腹は『うま屋』のチャーハンの受け入れ態勢が完璧に整っている。この状況では帰れないと判断して待つことに。

15分ほど待って、ようやくカウンター席へ案内。座った瞬間、違和感を覚えた。以前はカウンター席からお店の方が調理している姿が眺められたのだが、板が貼られて注文用のタブレット端末が置かれていたのだ。

タブレット端末で注文して、ロボットが配膳する。会計もセルフ。『うま屋』は他の店舗でもこのスタイルを採用している。今、飲食店のアルバイトは冬の時代だし、人件費も抑えることができるのだろう。

注文したのは、もちろん「名物チャーハン」の大盛。7、8分くらいでロボットではなく店員さんが運んでくれた。熱々をハフハフしながら頬張る。うん、やっぱりここのチャーハンは旨い。

食べながらもう一つの異変に気がついた。チャーハンの注文がガンガンに入るのに、中華鍋を振る音が聞こえてこないのだ。その代わりに耳へ入ってくるのは、カチャン、カチャンと一定のリズムを刻む音。

これは……もしかして……自動調理器???確かめようにも前に書いた通り、板が貼られているので見ることができない。

自動調理器だからダメとは思っていない。美味しければそれでよいのだ。それにチャーハンを作るために毎日中華鍋を振り続けると、腱鞘炎になる。チャーハンの専門店は成立しにくいのはそのためだ。自動調理器を採用したのは、従業員から腱鞘炎のリスクを回避するためかもしれない。