万博が開幕しましたねー。
20年前、愛知万博『愛・地球博』は取材で何度も足を運んだ。取材に必要なプレスパスも簡単な手続きで発行してくれたと記憶している。
一方、大阪・関西万博は万博協会が定めた「取材ガイドライン」があるらしい。インフルエンサーはフォロワー数10万人以上であれば取材を認める、とかね。
ところが、発行部数80万部の共産党の機関誌「しんぶん赤旗」は取材を拒否された。「取材ガイドライン」にある禁止事項として、「特定の政治、思想、宗教などの活動目的に利用される恐れがある場合」に抵触していると判断したためだ。
では、連立与党である公明党の支持母体である創価学会が発行する「聖教新聞」もメディアとして取材できないのだろうか。それが気になる。
「特定の政治、思想、宗教などの活動目的に利用される恐れがある場合」がNGならば、共産党による独裁政権である中国に対してもパビリオンの出展をご遠慮いただくということになると拡大解釈できるけど。
私は共産党も「しんぶん赤旗」も支持しないが、取材拒否、すなわち言論の自由を侵害するような行為は断じて賛成できない。
どんなメディアでも、どんな報じ方でもOK!というスタンスがPRにつながるのである。意に反した報じられ方をされたときは反論すればよいのだ。それとも反論に困るから取材を拒否しているのだろうかと疑ってしまう。
「しんぶん赤旗」は取材NG?仕方ないんじゃね?と、われわれ国民が納得した時点ですでに言論の自由は侵害されつつあることに気がつくべきだ。