永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

丸山ネジ加工。

そういえば、今月25日(木)で、編集プロダクションを辞めて、フリーランスとなって30周年を迎える。その編プロもとっくに潰れてしまって存在しないのだが。

私は56歳なので、30年ということは、人生の半分以上もこんな生活をしているということになる。相変わらず生活は豊かにはならない。でも、ストレスフリーだから心は豊か。良いんだか、悪いんだか。まぁ、それは死ぬときに答えが出るのだろう。

明日から怒涛の撮影ウィークが始まる。機材の準備をしていたら、ライトスタンドのいちばん上のネジが壊れていることがわかった。このままだと、ストロボのヘッドなどが固定できないため、危なっかしい。

スタンドは同じものを2本持っていて、そのうち1本が少し前に壊れ、別の1本を使っていた。故障箇所は2本ともまったく同じ部分。偶然にしてはデキすぎている。さっさとAmazonで同じくらいの大きさのスタンドを買えば済む話だが、踏みきれない理由があった。

実は、このスタンド、フリーになる際に無理をして買ったのだ。いつも使い捨てにしている中国製ではなく、Manfrotto(マンフロット)というイタリア製。しかも、すでにモデルチェンジしているため、同じものは中古品を探すしかない。

一応、ヤフオクやメルカリで探してみたが、2本で15000円オーバー。この金額なら、中国製のスタンドが3、4本買える。ちなみに現行モデルで同じくらいの大きさのスタンドは、Amazonで1本約9000円。やはり、高い。っていうか、何とかこれを修理して使いたいんだってば。

パッと頭に浮かんだのは、写真専門学校同期の丸山。電話で事情を話すと、
「今のネジ穴をドリルで広げて、ネジを切って、別のネジで固定するか、スタンドの別の部分に穴を開けて、ネジを切ってやればイケるよ」とのこと。

残念ながら、私にはその技術もなければ、道具も持っていない。すると、
「丸山ネジ加工へようこそ♡」と、丸山(笑)。

そのお言葉に甘えさせていただくことに。ただ、道具は私と丸山のカメラマン仲間である高木義昭さんが営む南区の『スタジオドッグラン』に置いてあるそうで、明日小牧市での撮影終了後に行くことになった。しかも、話を聞きつけた?福田ちづるさんも来るらしい(笑)。

丸山、ありがとう。何かお土産でも持っていくわー。明日、よろしくね。