
高知の旅の2日目の昼。
↑コイツを食べるために、ホテルの朝食は控えめにしておいた。店を見つけたのは前日。「食べログ」で2021百名店にも選ばれている『鳥心本店』である。
この「チキンナンバン定食」が名物らしく、巷のように甘酢+タルタルではなく、オーロラソースがかかっているのが特徴だ。
また、写真の通り、ムネ肉ではなく、モモの一枚肉を使っている。大きいことは覚悟していたが、実際に目の前に運ばれるとその大きさに驚く。台湾の屋台で売られている「大鶏排(ダージーパイ)」かと思うほど。
これだけでお腹いっぱいになるのは間違いない。だとすると、問題はライスの量だ。ライスは極小(100g)と小(150g)、普通(250g)、中(350g)、大(500g)を用意していて、どれも同一価格。
ご飯好きの私は350gの中!といきたいところだが、350gといったら『ココイチ』の並盛よりも少し多い量である。ルーだけであれば、余裕で完食できるが、相手は巨大なチキンナンバンとなれば話は別だ。
一方、普通の250gという量は、『吉野家』の並盛のボリューム。これでもやや多いと思ったが、チキンナンバンはおかずとしてのポテンシャルが高いため、何とかイケるかもしれない。ってことで、ライスは普通にした。
見ての通り、オーロラソースは中央にしかかかっていない。真ん中に溜まっているソースを箸で広げて、まんべんなく行き渡るようにした。これが失敗だった。
ここのチキンナンバンは、カットされておらず、ナイフとフォークで自ら切り分けるスタイル。ナイフを入れると、サクサクの衣の中に閉じ込められた肉汁がジュワッと溢れ出す。うーん、たまらん!
揚げ具合も絶妙で何よりもオーロラソースとの相性が抜群。百名店に選ばれるのも頷ける。ところが、食べているうちにだんだんと飽きてくるのだ。添えられたサラダを箸休めにするも、それも限界がある。
ふと、隣の客を見ると、ソースのかかっていない部分に卓上の塩と胡椒をかけていた。その手があったのか!あ、でも、私のチキンナンバンはどの部分もオーロラソースがべったりとかかっている……。失敗した!
額から脂汗を流して、ウンウンと謎のうめき声を出しながら、何とか完食することができたが、ライス普通もやはり多すぎた。普通と小の中間の200gがあればよかった。オーロラソースは別添えにして、タルタルやトマトソース、ネギ塩など別売りで用意すれば、なおよいのだが、オペレーション的に難しいんだろうな。