永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

間借りうなぎ与助。

京都からの帰宅途中、四日市JCTあたりでLINEで連絡が入った。先日、『東洋経済オンライン』で紹介した激安うなぎ店『うなぎの与助』の松井社長からだった。

toyokeizai.net

↑『東洋経済オンライン』の記事はこちらからご覧ください。

何でも、昼だけの曲がりスタイルのうなぎ屋『間借りうなぎ与助』が今日、春日井市白山町にオープンしたとのこと。

「お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください」とあったが、ちょうどお昼は何を食べようかと考えていたところだったので、今日行くことにした。

食レポする前に時間を昨夜に戻そう。昨日京都で泊まったホテルは、朝食のみならず夕食も無料だった。で、宿泊料金は5200円。むちゃくちゃ安い。ただ、夕飯は日替わりの定食(昨日はとんかつ定食)かカレーの2択。

正直、ビミョーなのは否めない。しかし、ホテルの周りには店が少ないし、仕事で疲れているし、雨が降っていたし、寒いしで外出するのをやめてホテルでカレーを食べたのだった。

それもあって、今日の昼はちょっとイイものを食べようと思っていたのだ。まさに渡りに船という状況だった。

店に溶着したのは、11時30頃。オープン当日だけに駐車場はほぼ満車。隅っこの方に1台だけ空きを見つけて何とか滑り込むことができた。

あ、『間借りうなぎ与助』は、『サカナギャング。』という店を間借りして、昼のみの営業となるのでご注意を。

店の前の看板にも大きく「昼だけ」と書いてある。ちなみに夜営業の『サカナギャング。』は、鮮魚を使ったバル料理が楽しめるらしい。

店に入ると、ちょうど松井社長が出迎えてくださった。「おめでとうございます!」と言うと、とても喜んでらっしゃった。

案内されたのは、2人用の個室。持参したミラーレス一眼で周りの目を気にすることなく思いっきり撮影できるのがありがたい。

これがメニュー。いちばんお値打ちなのが、うなぎ1/2尾を使用した「うな丼にぶいち」(1320円)。逆にいちばん高価なのは、うなぎ1尾半を使った「ひつまぶし極上」(3630円)。それでも巷のうなぎ屋よりもかなり安い。三重県津市のうなぎ屋と同じくらいか。

私が注文したのは、うなぎ3/4尾を使った「うな丼しぶさん」(1870円)の「ごはんまし」(100円)。

15分ほどで運ばれた。うなぎは皮がパリパリで身はふんわり。うなぎは外国産を使用しているが、まったく違和感はない。

何度もタレに浸けて焼いているのか、味はやや濃い目。ゆえに「ごはんまし」でも全然問題ない。私はタレが少なめの方が好みだが、足りない場合は卓上に置いてあるのでご安心を。

うなぎもさることながら、あらためて驚いたのはご飯のクオリティ。炊きたての熱々なのは言うまでもなく、炊き加減も完璧だった。この味、このボリュームで1970円はかなりお値打ちだと思う。

この値段をずっとキープしていくのは本当に大変だと思うが、頑張ってほしい。そして、名古屋の新たな食文化として定着してほしい。

松井社長、このたびはおめでとうございます。またお邪魔させていただきますね。