先日出演させていただいた東海ラジオ『つながるカフェヨシノ』での出来事。広報部長の犬飼奈津子さんと取材後にSNSでつながったこともあり、私が毎日ブログを更新していることや、毎週YouTubeに動画をアップしていることもご存知だったようで、番組内でも触れてくださった。
「これはライターのサガで、毎日文章を書くことで自分の気持ちを整理することができるんですよ」と答えたと記憶している。このコメントはまさしくその通りで、私にとってブログの更新はなくてはならないものになっている。
昔からの読者様はご存知だと思うが、このブログは50歳を前にして、心が少し弱っていたときに始めた。あのとき、その決断をしなければ、きっと心が病んでいたと思う。今、こうして元気で前向きに生きられるのもブログのおかげだと思っている。
ネットの普及によって世の中は便利になったはずなのに、その反面で生き辛くなっているのも間違いない。自分の本音をさらけ出したいのに周りの目が気になってできないのは、相当なストレスになる。だからといって、SNSへ投稿しようにも誰が見ているのかわからない。それもストレスだろう。
少し前にSNSで私の後輩が鬱病になったことを告白していた。ものすごく勇気がいることだったと思う。後輩には是非ともブログを始めることを勧めたい。毎日更新するのが望ましいが、できなければ3日に1回でも週イチでもよい。とにかく、書くのだ。
その日に嫌なことがあったら、自分の気持ちを包み隠さずに書けばよい。思いっきり汚い言葉を使っても構わない。誰かを憎んでいたら、憎しみをブログの投稿画面にぶつければよい。ただし、実名を書いてしまうとややこしいことになるので配慮は必要だが。
ただ、暗いことやマイナスなことを書いたら、最後にこう書き加えるとよい。
「だからよくなる」と。自分が吐いたマイナスの言葉で自分自身がヤラれるほど馬鹿らしいものはない。だから最後はプラスにして終わるのだ。
書くようなことがないわけがない。毎日いろんなことを考えながら生きているのだから。ブログはその日の出来事だけではなく、その日に何を考えたのかを書いた方が面白い、というか読み応えのあるものになる。
SNSは自分の意志とは関係なく、さまざまな情報が流れてくる。情報ならまだしも、誰かを攻撃したり、特定の国を貶めたりと、過激な言葉が飛び交うこともある。
一方、ブログはというと、読者様がわざわざ来てくださる。SNSとはまったくの別物だ。誰にも読まれたくないのなら、自分のためだけに書けば良い。自分のために書けないならば、大切な誰かのために書く。それも更新する原動力になる。
ライターでなくても、文字をつむぐという作業はモヤモヤした心を整理することができるから。