永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

初詣。

今日は朝イチから奈良で取材・撮影。朝6時半に自宅を出発して、現場に到着したのが10分前。ギリギリだった。

問題なく、というか、取材相手もこちらの意図するものを汲み取っていただき、協力して取材と撮影を進めることができた。

12時半頃に終わり、そのまま自宅へ戻ろうと思ったが、道路の案内標識に「橿原神宮」の文字が見えた。

そういえば、今年のお正月休みはずっと自宅に閉じ籠もっていたので、まだ初詣へ行っていないことに気がつき、車を橿原神宮へ向けて走らせた。

橿原神宮には家族で来たこともあった。この参道にドングリがたくさん落ちていて、幼かった長男と次男はせっせと拾い集めて、ビニール袋いっぱいのドングリを持ち帰った。歩きながらそんな記憶が蘇る。

青い空にはためく日章旗。橿原神宮の御祭神は、日本建国の地とされる橿原に都を築き、第一代天皇として即位した神武天皇。

年が明けて、1周間が経っているせいか、参拝客もまばら。おかげでゆっくりとお参りすることができた。

お賽銭を投げた後、二礼二拍手して瞑目、そして合掌。心に浮かぶのは、子どもたちや女房の顔。家族の幸せと健康、商売繁盛を静かに祈った。

参拝を終えて、おみくじを引くと、なんと、大吉だった。私自身、あまりおみくじを引くことはないが、大吉は初めてかもしれない。いやー、めでたい。ありがたい。フリー生活30周年の節目の年にイイことが起こりそうな予感。

いや、私はすぐに調子に乗るから、謙虚に受け止めた方がイイかもしれない。