永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

書けないとき。

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「原稿が書けないときって、どうするんですか?」と、よく聞かれる。

私の答えはこうだ。

書かない。

書けないときにヒネリ出しても、いいものができないのだ。あ、ただし、それは〆切に余裕があるときに限るけどね。

私の場合は、原稿書きから離れて、まったく別のことをする。例えば、料理をしたり、テレビを見たり、ソファで横になったり、昼寝をしたり。違う表現をすれば、サボるとも言うが、本人にはそんな自覚はない(笑)。

逆に〆切までギリギリの、尻に火がついているくらいの方が言葉がよく浮かぶ。昨日のブログにも書いたような“ウルトラ集中力”を発揮するのである。まさに火事場の馬鹿力というヤツだ。

あ、言っておくが、書き上げたときの解放感というか、達成感を味わいたいがために自分を追い込んでいるのではない(笑)。そんなドM的な趣味はない。書けないときは何をやっても書けないのだ。

でも、ブログは別。書けないときはヒネり出している。宿便まで出ちまうんじゃねぇかっていうくらいに出しまくっている。ヒネって、ヒネって、こんがらがった状態で書くことも多々ある。ブログだから好き勝手に、自由に書けばいいのに、クオリティを落としたくないと思う自分がいるから、面倒くさい。

だって、もしも同業者が見ていたら恥ずかしいじゃないかぁ。しかも、

「はぁ? コイツ、こんな低レベルのくせにライター!? 死ねばいいのに!」なんて思われたら、もう、立ち直れない。

だから、わずか500~800文字くらいの文章を書くのに1時間も2時間もかけてしまう。本当にバカだ。

ところで、今日はなぜ、こんなことを書くのか。

そんなの、書けないからにきまってるじゃないか(笑)。