永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

機材軽量化の旅。

今週末と来週初めに取材が入っている。来週初めの取材は、ホテルの駐車場に車を止めて電車移動。少しでも経費を浮かせるのと、場所的にも電車で動いた方が便利なのだ。

普段は車移動なので、機材も持っていきたいだけ持っていく。しかし、電車移動となると、そういうわけにはいかない。絶対に必要なものだけに絞り込まないと、移動だけで疲れてしまう。

と、いうことで、最小限の機材を集めてみた。写真に興味のない人はまったく意味がわからないと思うが、一つずつ説明していこうと思う。

↑写真の右下から。まずは、カメラ。これがなければ話にならない。ボディはα9II。レンズはSEL24105G。

ちなみに撮影するのは、料理と店の外観、人物の3カット。このレンズは広角から中望遠までカバー。しかも、被写体にかなり近寄ることもできるので、これ1本あれば十分。

次にストロボをワイヤレスで光らせる送信機でカメラのホットシューに装着する。その横はリモートスイッチ。いわゆるリモコンシャッターね。

その隣が露出計。最近は持っていかないというか持っていないカメラマンも多いと聞くが、私は必ず持っていく。その横が三脚をより高くするセンターポール。これは縮めた状態だが、ネジを緩めると3倍の大きさになる。

次は上へ行ってみよう。三脚。これも軽量&コンパクトだけど、140センチ以上になる。前出のセンターポールを装着すると170センチ以上。料理撮影に十分使える。

三脚の上にあるのは、ライトスタンド。料理を撮影するためのストロボは写真中段の右端の筒状のもの。その隣りにある半球は、ストロボの発光部に付けて光を拡散させるアクセサリー。

ストロボを被写体に直接当てることはなく、一番上にあるアンブレラに反射させた光を利用する。アンブレラは「傘トレ」と呼ばれる面光源が簡単にできるものと、光を透過させることによって、より光を柔らかくできるものの2種類を用意。

それと忘れてはならないのがレフ板とホワイトバランスのカード。いずれも自作。

これら全13アイテムを収納するバッグもある。さすがに三脚やスタンドなどの長物とカメラと別々になってしまうが。欲をいえば、予備のカメラをもう1台と、超広角のレンズを1本増やしたい。

機材軽量化の旅はまだまだ続く……。