永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

外部に「敵」を作る組織運営の手法。

今夜は女房とだいたい月イチのルーティンにしているあんかけスパを食べに小牧市『めりけん堂』へ。月イチくらいのペースがちょうどいいんだよね。

さて、今日の話題はYouTube。これまで私はほとんど見ることがなかった。しかし、福田ちづるさんとYouTubeで動画配信を行うようになってから、少しずつ見るようになった。今ではお気に入りのチャンネルもできた。

それらをここで紹介するつもりはないけどね。主に政治をテーマに扱うものが多いかな。いや、だって、どの政党に票を投じるかで自分の生活に直結するんだよ。若い頃は実感することはなかったけど。

それに、人々が長い間、時間をかけて、時代によっては命懸けで戦って勝ち取った民主主義が壊されそうになっているのを黙ってみてはいられないという気持ちもある。

とくにここ最近、発足した政党、例えばNHK党や日本保守党、参政党などの政策はヤバいと感じている。あ、再生の道や維新の会もね。

安倍元首相が亡くなった後、リベラル色が強くなった自民党に嫌気がさした保守層を取り組もうとしているのだろうけど、安倍元首相が主張していた政策よりも過激になっているのがヤバい。

これらの政党に共通しているのは、外部に「敵」を作ること。とくにSNSを使って党員を集めているNHK党や日本保守党はそれが顕著である。中国や韓国、北朝鮮、最近ではクルド人とかね。それだけならまだしも、党の運営方針に異を唱える者も「敵」とみなされる。

日本保守党の共同代表である河村たかしも今や「敵」だしね。本当にくだらないし、バカバカしいったらありゃしない。

外部に「敵」を作るという組織運営の手法は、主に独裁国家が用いている。これがいちばん手っ取り早いから。マトモな教育を受け、マトモな感性を持った人は決してそれに騙されてはならない。

だからといって、私は自民や立憲、国民など既成政党がよいとも思っていないけどね。だって、これだけ国民が苦しんでいるのに彼らは何をやった?コロナのときはマスク1枚。補助金も雀の涙。コロナ融資の取り立てに苦しみ、倒産を余儀なくされた中小零細企業も多いと聞く。何じゃそりゃ。

米の値上げには、緊急時に備えて税金で購入して備蓄していた米を支給ではなく販売。これもおかしいじゃん。で、今度は国民に2万円を支給。何なんだよ、2万円って。海外では何百、何千億円とばらまいているのに。税金を搾り取って過去最高の税収だというのに。

現在のこの国のテイタラクを「失った30年」と呼ぶ。それを取り戻すには同じくらい、30年はかかるだろう。少しでも早くするには、対処療法ではなく、根本治療が必要なのだ。要するに、政権交代。

政権交代して結果が残せなかったら、また政権交代すればよい。では、どの政党を選ぶのかということになる。それが難しい。未来のグランドデザインを提示できる政党がこの国にないことが最大の問題なのである。