永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

タワゴト。

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タイトルに「なごやめし」とあるのに、グルメネタがまったく書かれてねぇ!

とくにこのブログを初めて訪れた方の中にはそう思ってらっしゃる方も多いだろう。しかも、日常の出来事もあまり書かれていない。書いてあるのは、私が考えたこと。ハタから見れば、おっさんのタワゴトだ。それは書いている私も十分に理解している。

今回は、それについて弁解しようと思う。

まず、グルメネタの件。料理人から話を聞き、彼が作った料理を撮影して、記事を書くのが私の仕事である。それをブログでやるとなると、仕事で書いた以上のクオリティを出せないのである。

毎日書くのだから、肩の力を抜いて取り組みたい。記事を更新するのを義務にしたくない。そんなことから、あえて本業のグルメネタはあまり書かない。どうかご理解いただきたい。

あ、もちろん、気が向いたら書く。そんなスタンスなので、逆にこのブログに登場する店やメニューは本当に私が美味しいと思っているということは伝えておきたい。

次に日常の出来事の件。これは根本的なことを言及せねばなるまい。

そもそも、50歳のおっさんがどんな日常を過ごしているか、気になるか?興味があるか?読みたいか?50歳の美魔女ならともかく、おっさんの日常に私自身が1ミリも興味がないのだ(笑)。んなもん、書けるか!って話である。まぁ、これも気まぐれに書くかもしれないけどね。

最後におっさんのタワゴトの件。実は毎日更新しているこのブログ、PCの前に座るまで何を書こうか決めていない。パッと思いついたことや心に浮かんだことを書いている。そのとき、そのときに考えたことを書き留めることに意義を感じているのである。

それは写真と似ている。例えば、家族で記念写真を撮る。何年後かにそれを見返したときに感じるものがあるだろう。当時の良いことも悪いことも思い出したり。写真には写らない、写っていない物語を1枚の写真から感じるのだ。それが写真の力だといえる。

文章でも同じことができないか。いや、文章ならば、写真よりも直接気持ちをぶつけることができる。それを何年後かに読み返したとき、カメラマンとして、ライターとして、男として、ひと回りもふた回りも成長できているかを確認したいのだ。

もちろん、文章を生業としている以上、読み手の存在を意識して書いているつもりである。これからも50歳のおっさんのタワゴトに耳を傾け、いや、読んでやってください。