お盆休みに入ったものの、7月に取材しまくった案件の校正作業がある。しかも、その〆切は8月15日。
取材先へ校正を送って、原稿を確認してもらうのだが、ほとんどはメールでのやりとりとなる。で、取材先からの返信に基づいて、私はiPad+Apple Pencilで修正を書き加えて編集部へ送る。
取材時に確認したメアドに送信しているため、難なく進められる、と思っていた。
私が設定した取材先からの返信の〆切は、明日8月13日中。昨日あたりからメールを送れど何の連絡もないところにSNSのメッセージなどで再送信した。すると、今日になって返信があった。きっと、連休で忙しかったのだろう。申し訳ないことをした。
それでもまだ連絡をくれない取材先があり、今度はメールではなく電話をした。取材時に携帯電話の番号も聞いていたのだ。
メールが届いていないと言われた。嫌な予感はしていた。店には電話があるものの、取材のアポをとるために電話をするもFAXに切り替わってしまうし、SNSもやっていない。ハガキを送って連絡した店だった。
スマホを使っているものの、かなり不慣れだったので一抹の不安を感じていた。おそらく、私に伝えたメアドのスペルや大文字、小文字が間違っていたのだと思う。
携帯電話のショートメッセージで何とか校正を送り、口頭で修正の指示をいただくことができたが、問題はここからだった。
今回、校正を送る際に取材先に「同意書」の提出をお願いしていたのだ。WordとPDFの2種類のファイルを用意していて、PCまたはタブレットで必要事項に記入してメール、またはプリントアウトして直筆で記入してFAXで送ることになっていた。
その取材先はスマホとタブレットしかなく、それも不慣れ。メールもFAXも送れないため、プリントアウトした同意書を返信用の封筒を同封して郵送することになった。ものすごく時間がかかるがそれしか方法はない。
実は私も昔はPCのキーボードを見るだけで蕁麻疹が出るかと思うほど嫌いだった。しかし、必要に迫られて仕方なく使っているうちに、今では仕事はもちろんのこと、プライベートもPCなしでは考えられない。
それはカメラも同様。そういえば、世の中にすっかりとデジタル一眼が普及した頃、PCが苦手すぎて、いまだにフィルムカメラを使っているカメラマンがいたが、彼は今頃どうしているのだろう。