永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ライターの一分。

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雑誌やネットメディアのライターやカメラマンは、

どこを向いて仕事をしているのか。

それは言うまでもなく、読者である。

読者の目線で見たり、

読者の目線で聞いたりしたことを

読者の目線に合わせて書く。

当たり前の話だ。

一方、「提灯記事」という言葉がある。

あらためて意味を調べてみると、

「特定の個人や団体などについて、事実よりも良く見えるように誇張して書いた、新聞や雑誌の記事。見かけは普通の記事だが、内実は広告・宣伝であるものをいう。金銭の授受をともなうことが多い。」

と、ある。

ビジネスと割り切って、提灯記事を書く同業者もいるだろう。

それは否定しない。

でも、私はやらない。

いくらカネを積まれても、やらない。

ましてや、オノレの主戦場としている(していた)媒体の名前を出して、提灯記事を書くことなんざぁ、愚の骨頂である。

大手メディア記者が書く提灯記事と、

現役アイドルが出演するアダルトビデオ。

同列に思えてしまうのはなぜだろうか。

私は、提灯記事を書かない。

それが私の、ライターの一分である。